ジョギングを始めようと
具体的に計画を立てていても
どこかに一抹の不安あって
最初の一歩を踏み出すことを
躊躇してしまう人も多いと思います。
その不安材料の代表が「体力と筋力」。
体力と筋力には昔から自信がある!
という根っからの体育会系は少なくて
ほとんどの人が不安を抱えているはず。
「体力が無いと走れないのかな?」
「運動経験が無く、疲れやすい体質だから
長い距離を走るのは難しいと思う……」
またはジョギングの弊害として
「ジョギングしたら筋肉がついて
足が今より太くなってしまわないかな?」
こんなことを気にする方も
女性の中にはいらっしゃるのでは?
男性の多くはジョギングに対して
「本当に体力がアップする?」
「どう走ればスタミナがつく?」
こういった期待する効果が得られるのか
疑問に思う人も多いでしょう。
ここではジョギングを始めてから
すでに20年以上が経過する管理人が
実践して分かった事実を元に
ジョギングにとって体力と筋力は
どう関係してくるのか解説していきます。
ジョギングを今から始める初心者や
より高いフィットネス効果を求めて
ウォーキングからステップアップしたいと
そのように考えている方にとっては
「体力面」の不安は大きいかと思います。
ウォーキングという軽い運動から見ると
ジョギングはかなり本格的な
スポーツのように見えてしまうでしょう。
街中を颯爽と走り抜けるランナーは
スリムでムダな脂肪など一切なく
ちょっとしたアスリートのように
映ってしまうかもしれません。
「今日はひとつ向こうの駅まで
足を伸ばしてジョギングをしてきたよ」
僕がそんな話をすると家族からは
よくそんなに遠くまで走れるものだと
呆れ混じりの反応が返ってきます……。
それくらいジョギングに縁が無い人にとり
「長距離を走る」という行為は
とんでもない体力が必要とされるような
強い思い込みがあるようですね。
自分の足を見ても自覚はありませんが
街で見かけるランナーを後ろから見ると
ふくらはぎから太腿にかけて
筋張った筋肉が無駄なく付いています。
ボディービルダーのような
太くたくましい足とは程遠くても
細いながらも強靭そうな
独特な筋肉の付き方をしていますね。
ジョギングに体力が必要なことは
みなさんご存じだと思いますが
同時にある程度の筋力も必要になることは
意外と知られていないようです。
野球選手やサッカー選手はもちろん
100mなどの短距離走の選手が
筋トレをやっている姿には
違和感をまったく感じません。
でもマラソンランナーなど
長距離を専門とする選手が
必死に汗をかいて筋トレをしている姿は
ちょっと想像しづらいものですよね?
痩せ細ってガリガリの
折れてしまいそうな手足をしていて
脂肪はおろか筋肉もほとんど無いように
見えてしまってもおかしくありません。
でもその影にはランナーなりの筋肉と
体力が備わっているのです。
しかしだからといって
ジョギングを始める前に下準備として
あえて筋トレをする必要はありませんし
体力向上のための運動も必要ありません。
なぜならジョギングにとって
必要な体力や筋力は
「走ることで自然と培われていくもの」
だからなんですね。
その証拠に走り始めの初心者は
例外なく「筋肉痛」に見舞われます。
この筋肉痛はジョギングによって
脚の筋肉が傷ついてしまったため
それを修復する際に起こる痛み。
こうして筋肉が傷ついて、それを修復して
という過程を繰り返していくうちに
筋肉がゆっくりと肥大していきます。
そしてジョギングにとって必要な
脚の筋肉が形作られていくという流れ。
この際、ダイエット目的で走る女性は
ジョギングをすることで筋肉がついて
より体重が増えてしまわないか?
筋肉質の太い足になってしまわないか?
ということを気にされるようです。
しかし、ジョギングに必要な筋肉とは
ジムで行なう激しい筋トレで付くような
太くたくましい筋肉ではありません。
ムキムキのマッチョになるわけではなく
あくまで細くて強靭な筋肉が
うっすらと付くだけですから
多少の体重の増加はあったとしても
ジョギングで落ちる脂肪の重さと
差し引きするとマイナスになりますよ。
それに見た目に「足が太くなった」という
そのような印象はまったく受けず
逆にキュッと細く引き締まるように
変化していく様子が見て取れるでしょう。
もちろん、筋トレがいけないわけではなく
補助的に日々のジョギングを助けるために
軽度の筋トレをするのはいいと思います。
フル・マラソンを走ろうとする方が
ちゃんとした知識に基づいて
必要な筋力をつけるため筋トレをするのは
間違ってはいないことですから。
ジョギングをスタートしてみて
思ったほど長く走り続けられないことに
焦りを感じる方もいるかもしれません。
足に疲れを感じて途中で歩いたり
立ち止まることが多いかもしれません。
しかし、そこで焦って
何か他の運動で体力やスタミナを
付ける努力はしなくても大丈夫です。
ジョギングを日々コツコツ続けていけば
やがては長く走れるようになりますし
日常生活でも変化が感じられます。
自慢になってしまいますが
僕が日常的に実感するジョギングの恩恵は
・駅の階段が楽に昇れる
・多少ダッシュしても息が切れない
こんな誰でも負担に感じるようなことが
他人よりも楽に行えるところです。
あなたもきっといつかは
こんな嬉しい体力の向上が
実感できるようになるでしょう。
ここまでざっとではありますが
ジョギングに必要な体力と筋力について
解説してきました。
よりくわしい解説については
個別記事に譲るとしましょう。
記事一覧よりぜひご覧ください!