ジョギングしている時の水分補給って
どうしたらいいか、分かりませんよね?
そもそも途中で飲んでいいのか?
飲むとしたら何キロ走った時点を目安に
どれくらい飲めばいいのか?
それに、補給用の水分は
どうやって用意すればいいのか?
不明な点を挙げていくとキリがありません。
そこでジョギング中の水分補給について
疑問点がすべて解決できるよう
正しい飲み方や用意の仕方をまとめます。
ジョギングの水分補給Q&A
昭和生まれの人間にしてみたら
運動中に水を飲むなんて非常識。
ジョギングをしているときも
水分補給をしていいのか
そこからして不明じゃないですか?
学校の部活動では練習中に
水を飲むことは「御法度」でしたから。
しかし、それは遥か昔のことで現在では
- Q.ジョギング中に水分補給して良い?
- A.水分補給をしても大丈夫です!
「しても良い」というか「すべき」です。
続いて、どれくらいの距離を走ったら
水分補給をするかというタイミングですが
- Q.水分補給する距離の目安は?
- A.距離ではなく時間経過で補給するのが正解
距離ではなく「何分経ったら」という
時間の経過を目安に飲むようにします。
夏なら30分、冬なら1時間半が目安。
次に、どれくらいの量の水分を
補給すべきかという目安については
- Q.補給する水分の量の目安は?
- A.1時間で合計500mlくらい
一応の目安がこのようになります。
最後に走っている最中にどうやって
水分を摂るかという方法については
- Q.水分補給の方法はどうやって?
- A.
・ペットボトルを携帯する
・小銭を持参して途中で購入する
・公園の水道を利用する
この3種類から、どれかを選びましょう。
さて、ざっと説明が終わったところで
この4つの項目について
くわしく見ていきましょう。
ジョギング中に水分補給して良い理由、すべき理由とは?
僕がまだ小学生だった30年ほど前は
運動中に水分補給は禁止されていました。
少なくとも1980年代まではそれが常識。
野球部に所属していた僕ら部員たちも
練習が終わるまでの1~2時間を
喉がカラカラの状態でじっと我慢……。
当時は練習中に水を飲んでしまうと
「お腹が痛くなる」
「余計に汗をかいてスタミナが減る」
などの理由から禁止されていたようです。
(……あるいはただの根性論から)
しかし現在では
- スポーツ医学の発展や進歩
- 真夏の35℃を越えるような高温化
などによって水分補給が推奨され
認識の見直しが行われました。
人間の体は汗をかくことによって
運動時の体温上昇を防ぐのですが
水分が足りなくなると汗がかけなくなり
その結果、熱中症の危険性が高まります。
ですから、発汗の多いジョギングでは
特に水分補給が必要になるわけですね。
水分補給する目安は「時間」で判断しよう
マラソン大会では一定の距離ごとに
給水所が設けられているため
水分補給は「距離」を目安にすべきだと
考えていませんか?
しかし、初心者は走るスピードが遅いため
決めた距離まで到達するのに時間がかかり
水分補給のタイミングが
遅れてしまう可能性が高くなります。
ですから、【距離」ではなく
「時間」を目安にするのが正しい判断ですね。
僕の体(40代で痩せ型)を基準にすると
- 真夏の日中なら30分ごと
- 真夏の夜間なら1時間ごと
- 春と秋なら1時間ごと
- 冬なら1時間半ごと
これくらいの時間を目安にして
水分補給をすれば、脱水症状を起こさず
また喉の渇きも感じずに走れます。
ただこれは
- 人それぞれの体質(発汗量)や走るスピード
- または地域の温度差
などによって変わってきますので
あくまでひとつの目安とお考えください。
水分補給量は1時間あたり500mlを目安にしよう
運動中に必要な水分補給量は、
20分~30分ごとに200mlといわれています。
ですから1時間で約500ml前後と覚えておけば
過不足のない補給ができるでしょう。
理想的な水分補給の仕方については
喉が渇いたと自覚する前に少量飲む
つまり走りながらでも
「こまめに飲んだ方が良い」のです。
すから20~30分走ったら250ml飲み
また20~30分走ったら250mlを飲む
という給水パターンが理想的なんですね。
30分~1時間のジョグなら給水は必要なし
走る距離や、走る時間帯によって
水分補給の必要性や量は変わってきます。
一例として僕のケースを紹介すると
- 走る前にコップ一杯の水を飲む
- 30分~1時間のジョグ中は飲まない
- 帰宅してから水分補給する
暑い夏も寒い冬もこのパターンです。
走る時間が短い(30分~60分)のと
基本的に夜7時以降にしか走らないので
途中で喉が渇いたりしませんから
水分補給の必要性はまったく感じません。
さすがに真夏に1時間以上走ると
汗をびっしょりかいてしまうので
そんなときは仕方なく
公園の水道で水分補給をしています。
ジョギング中の水分補給はどういう方法がおすすめ?
ジョギング中の水分補給は
一度にドカっとたくさん飲むより
20~30分置きにチビチビと飲むのが
身体にとってはベストです。
そのためには
水分を「携帯」しないといけません。
水分を携帯する方法としては
ペットボトルやスクイズボトルに
水やスポーツドリンクを入れて
- ペットボトルホルダー付きのランニング用ウエストポーチ
- ボトルポーチ
といった、手に持つ必要がなく
身体に固定できるポーチ類に
ボトルを入れて走るのが一般的です。
「ボトルポーチ」とは
ペットボトルを携帯するための
ランナー専用ウェストポーチのことで
スマホや鍵なども入れておける商品です。
このようなポーチを身につけてまで
ペットボトルを持参したくない方は
- 小銭を持参して自販機で購入する
- 公園等の水道で飲む
多少、水分補給のタイミングはズレて
一度に水をまとめて飲むことになりますが
この方法で済ませている方も大勢います。
僕もランニングポーチを身につけることに
ちょっと抵抗感がありますね……。
まとめ
ここまで長くなりましたので
要点をまとめておきます。
- ジョギング中に水分補給しても良い
- 水分摂取のタイミングは走行時間で判断
- 1時間で500mlを目安に飲む
- まとめ飲みより「こまめ飲み」が理想
- ペットボトルを携帯して飲むのがベスト
いろんなサイトの情報を読んでみると
汗をかく前に頻繁に水を飲むのが正しいと
そう思ってしまいがちですが
すべて鵜呑みにする必要はありません。
30分から長くて1時間程度しか走らない
ジョギング初心者にとって
ジョグ中の水分補給は必要ないですよ。
もちろん、真夏の太陽が照りつけて
気温が30℃を越える中を走るとしたら
最低でも30分毎に飲むべきです。
でも、それほどの水分補給が必要なときに
走ること自体が危険なことですから
時間帯をずらすことを優先しましょう。
夏場だけは水分の摂り方は非常時に重要で
一歩間違えば命に関わりますので
くれぐれも無理をなさらないように。
コメント