ジョギングはゆっくりだとカロリーは?速く走る時と徹底比較

スポンサーリンク
この記事は約6分で読めます。

ジョギングをゆっくり走ると消費カロリーは少なくなる?

他人には見られたくないほど
ゆっくりしかジョギングできない……。

歩いているのとほとんど変わらない
スローペースでしか走れない……。

ジョギングに慣れていない初心者で
なおかつ太っている方は
この悩みが強いのではないでしょうか?

そんな亀のような速度で走っていると

「ゆっくりジョギングしていても
本当にカロリーを消費しているのかな?」

当然、こんな疑問が湧いてきますよね。

あまりに走るのが遅いせいで
ちゃんと脂肪が燃焼しているのか
不安に感じてしまうという……。

そこで、ここでは
ジョギングをゆっくり走る場合
カロリー消費量は少なくなるのか?

速く走った場合と比較して
その真相を確かめていきましょう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ジョギングはゆっくりだとカロリー消費量が少なくなる?

速いスピードのジョギングの方がカロリーはたくさん燃える!

ジョギングに限らず
世の中のあらゆる運動は

激しく体を動かす種目ほど
消費カロリー量は増える

というのが一般的な常識ですよね?

これはジョギングも例外ではなく

「同じ時間」ゆっくり走った場合と
速く走った場合を比較すれば

速く走ったほうがカロリー消費量は多い!

これが本当のところなんですよ。

ただ、だからといって必ずしも
ゆっくり走るのが劣る訳ではなく

「同じ距離」をゆっくり走った場合と
速く走った場合を比較すると
カロリー消費量は変わらない!

というのも事実なんです。

この相関関係はなかなかややこしく
パッと理解するのは難しいと思うので
ここから易しく解説していきましょう。

ジョギングは速く走った方がカロリー消費が多い根拠

「同じ距離」をジョギングするなら速い方が消費カロリーは多い

ジョギングはゆっくり走るよりも
速く走るほうがカロリー消費が多いのには
どんな根拠があるかというと

ジョギングでの消費カロリー量は
「METS(運動強度)」を使った計算式で
誰でも簡単に確かめられるからなんです。

■METSを使った消費カロリー量計算式

METS×体重(kg)×運動時間(h)×1.05
※METSとは、安静時と比較して
その運動が何倍のカロリーを消費するか?
これを数値化した単位のこと。

ジョギングの走るスピードごとに
METSの数値が公開されているため

そこから「ゆっくり/速い」を比較して
カロリー消費量が割り出せる仕組み。

ここでは一例として
体重50kgの人が1時間走った場合の
時速ごとのカロリー消費量を比較します。

■時速ごとの消費カロリー(50kgの人の場合)

  • 時速6.4km・・・315kcal
  • 時速8km・・・435.75kcal
  • 時速8.4km・・・472.5kcal
  • 時速9.7km・・・514.5kcal
  • 時速10.8km・・・551.25kcal
  • 時速11.3km・・・577.5kcal
  • 時速12.1km・・・603.75kcal
  • 時速12.9km・・・619.5kcal

これを見れば一目瞭然ですね。

時速が増すほど段々と
消費カロリー量が増えていっています。

要するに「同じ時間」を走るなら
ゆっくり走るよりも速く走るほうが
消費カロリーは多くなるのは明白。

ジョギングの時速と
消費カロリー量は比例するわけです。

スポンサーリンク

走る距離が同じなら「ゆっくり」でもカロリーが変わらないのはなぜ?

速く走る↓ジョギングする時間が短くなる↓消費カロリーが少なくなる

速く走ったほうがカロリー消費が多いなら
ゆっくりしか走れない自分を
責めたくなるかもしれません。

しかし、安心してください。
それは「同じ時間」を走った場合のこと。

もしもジョギングするのが
まったくの「同じ距離」の場合は

ゆっくり走っても速く走っても
消費されるカロリー量は
少なくならない(ほぼ同じ)なんですよ。

それはどうしてかと言うと
同一の距離をジョギングした場合

ゆっくり走ったときよりも
速く走ったときのほうが

ジョギングする時間が「短く」なるため

これがその理由です。

例えば時速5kmでしか走れない人が
10km走ろうとすると2時間かかります。

しかし、時速10kmで走れる人が
10km走るのに必要なのは1時間だけ。

速く走れる人は運動強度は高くなりますが
こと「運動時間」に限っては
遅い人に比べて半分に減ってしまいます。

METSの数値を使って
具体的な例で説明すると、たとえば
体重50kgの人が6.4kmの距離を走る場合

  • 時速6.4kmで走ると1時間
  • 時速12.9kmで走ると約0.5時間

このように所要時間に差が生じます。

当然、速く走ったほうが
ジョギングする時間は短くなりますよね?

この所要時間を元にMETSを使って
それぞれの消費カロリー量を計算すると

  • 時速6.4km・・・315kcal
  • 時速12.9km・・・309.75kcal

こうしてほぼ消費カロリー量は
一緒になってしまうことが判明します。

つまり結論として

ゆっくりしか走れない人でも
時間をかけてジョギングすれば
同等のカロリーを燃やすことができる!

というわけなんですよ。

関連記事
ご自分の体重や走る距離に対応した
消費カロリーを知りたいならこちらへ。

⇒ジョギングの消費カロリーの自動計算 

まとめ

ゆっくりしかジョギングが出来ないことに
ネガティブな感情を持っているとしたら
今日であらためてください。

ここまでをざっくりまとめると

  • 一概に「ゆっくり」が劣るとは言えない
  • 同じ時間だけ走るなら速く走ったほうが消費カロリーが多い
  • 同じ距離なら消費カロリーはほぼ同じ

このように確かに速く走れれば
それだけ効率良く脂肪が燃焼できますが

ゆっくりしか走れない人でも
時間をかければ問題ないことが
よくお分かりいただけるはずです。

僕は今でこそ時速10kmペースで
毎日ジョギングをしていますが

初心者の頃はそれこそ
時速6~8kmのスローペースでも
ひーひー言いながら走っていました……。

しかし、それでもダイエットには成功しました。

今ゆっくりしか走れないあなたでも
時間をかけて粘り強く走り続ければ
必ず結果はついてくると思いますよ!

関連記事走ると痩せるのは体のドコ?

ジョギングで痩せる部位はココ!全身に効果があるって本当?
ジョギングで痩せる部位はどこか気になりますよね?顔の頬の肉や二の腕なども含めた全身の脂肪が落ちていくのか?どこのパーツに一番変化が現れやすいのか?など、ジョギングで痩せる部位について過去に5kgの減量に成功した管理人が実体験を交えて解説します。

関連記事かいた汗が少ないと消費カロリーも少ない?

ジョギングの汗の量。びっしょりかけばダイエット効果大?
ジョギングの汗の量はダイエットに影響するのでしょうか?夏はたくさんかいて、冬はあまりかかないものですが、それによって脂肪燃焼量は変化するのか、多くの人が誤解しています。ジョギングでの汗の量の「多い・少ない」で痩せる効果に差はあるのか解明します。

関連記事ゆっくりしか走れないデブはウォーキングが良い?

デブはジョギング?ウォーキング?怪我なく痩せる正しい選択
デブはジョギングとウォーキングのどちらがダイエット運動に適しているのか解説します。肥満体型だと走るのが大変で、嫌いな人が多いはず。歩くだけで膝に痛みが出ることも。そんなデブがジョギングとウォーキングのうち、痩せるための正しい選択と実践方法を大公開!
スポンサーリンク
スポンサーリンク

20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

RSSリーダーに登録する
痩せるための走り方
この記事をみんなにシェアする
RSSリーダーに登録する

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました