ジョギングを開始してから
初めての「冬」を迎える方にとって
こんな寒い時期に外を走ると
風邪を引かないか心配ですよね。
特に冬以外の季節でも
普段から風邪を引きやすい人は
余計に心配に思うかもしれません。
でも、意外とこれが大丈夫なんですよ。
一年を通して真冬でも走っている僕ですが
気をつけていればジョギングのせいで
風邪を引くことはありませんので。
というわけで、冬でも風邪を引かない
大切な「6つのコツ」とその理由を
これからご紹介していきましょう。
ジョギングを冬にしても風邪をひかない6つのコツ
ただでさえ風邪を引きやすい季節、冬。
痩せたり健康のためにジョギングをするのに
そのせいで風邪を引いてしまったら
何のために走るのか、バカらしくなりますよね?
でも、そう必要以上に警戒する必要はないんです。
こんな簡単な6つのことさえ守っていれば
少なくともジョギングが原因で
風邪を引くことはありません。
- 服装は必要以上に厚着をし過ぎない
- 汗をかいたら、すぐシャワーを浴びる
- 走る時間帯は、日中の太陽が出ている間がベスト
- 他の季節より少しペースを速めて走る
- 人通りが多い道を走らない
- 帰宅したら、必ずうがいと手洗いをする
当たりまえの事すぎて拍子抜けしました?
それとも、すべて守れそうにない……
と思ってしまったでしょうか?
ひとつずつ確認して、できることから
習慣に取り入れてみてください。
冬の風邪予防(1)寒くても厚着をし過ぎない
風邪を引かないようにするポイントで
最も重要なのが「体温調節」です。
体温調節の要といえば服装(ウェア)ですね。
僕も当然、真冬になると完全防備で走りますが
シルエットがでっぷり太って見えるくらいの
過度な厚着はしていません。
冬に慣れていない初心者の方ほど
寒さに備えてたくさん重ね着をすると思いますが
実はこれ、大きな間違いなんですよ。
重ね着をして、たっぷり汗をかいてしまったら
その汗が冷えて身体を冷やしてしまい
風邪を引く原因になるから、です。
初心者の場合、ずっと走れなくて
途中で歩いたりすることもあるでしょう。
そういうときに汗が冷えて身体を冷やします。
ですから、いつも走るコースを完走した後、
多少汗をかく程度が「適切な服装」になります。
とはいえ、初心者の方は
その「適切」がどれくらいなのか
それをつかむまで時間がかかるかもしれません。
一番良い方法は、いつもあなたが走る場所で
同じようにジョギングをしているランナーの服装を
よく観察して、それに合わせることですね。
走り慣れたランナーならば
経験上、ちょうどよい服装をしていますので。
冬の風邪予防(2)汗をかいたら、すぐシャワーを浴びる
上手に大汗をかかないくらいの服装で走っても
多少の汗をかくのは仕方ありません。
大事なのは、その汗をそのままにしておかないこと!
冬は外気温の影響で驚くほどの早さで
かいた汗が冷えていってしまいます。
ジョギングから帰ったら
冬の間はストレッチはそこそこにサボって
さっさとシャワーを浴びるか、お風呂に入って
かいた汗を流すようにしましょう。
僕は長距離を走りませんし
それほどスピードを出しませんので
冬の間はほとんど汗をかきません。
ですが、万が一を考えて
帰宅したらすぐシャワーを浴びています。
安全第一ですよ。
冬の風邪予防(3)日中の太陽が出ている時間に走る
冬の間、一番寒さがキツイのが朝晩ですよね?
日本の中では比較的暖かい関東地方でも
朝晩は氷点下(0℃以下)になる場合があります。
これって、どうしてかというと
単純に「太陽が出ているか・いないか」の違いです。
風邪を引いてしまうのは
「身体が冷えたせい」が主原因なので
一日の中で最も寒い時間帯に走ると
それだけ風邪を引くリスクが高まります。
ですから、関東地方で言えば
お日様が昇った朝7時以降から~
~お日様が沈む夕方5時までの間
に走るのがベストですね。
冬でも太陽に当たれば、ぽかぽかして
実際の気温も体感温度も
日没後とは大違いですから。
お仕事の時間的スケジュールで
帰宅した後にしか走れない人の場合
それは不可能だと思いますので
その際は服装で調節するようにしましょう。
僕も時間的な都合から
冬でも夜7時以降に走っていますが
しっかり防寒対策をしているので大丈夫ですよ。
雨が降った日にジョギングしても
風邪を引かないか?コチラをご覧ください。
冬の風邪予防(4)他の季節より少しペースを速めて走る
冬に実際に走ってみると分かると思いますが
気温が10℃以下の冷たい空気の中を走っても
なかなか身体が温まりません……。
走り始めて10分しても
身体がぶるぶる震えていることだって
しょっちゅうあります。
それくらい寒い時は
ちょっと大変かもしれませんが
他の季節で走っているペースよりも
少しスピードを上げてジョグしてみてください。
そうすれば、寒さで硬くこわばっていた身体が
早めに温まり、身体を冷気から守ってくれて
風邪を引きにくくなります。
また、走り出す前に室内で屈伸や垂直跳びなど
ウォーミングアップをしっかりやっておけば
発車前に車のエンジンをかけて温めるように
身体を温めてからスタートできます。
これもひとつの知恵だと思います。
ぜひ、取り入れてみてください。
冬の風邪予防(5)人通りが多い道を走らない
風邪に感染する「きっかけ」には
- 飛沫感染(空気中のウイルスを吸い込む)
- 接触感染(ウイルスの付いた物を触る)
という二種類があるんですよ。
このうちの「飛沫感染」をくわしく説明すると
風邪を引いている人がくしゃみや咳をする
↓
空気中にウイルスが飛散
↓
それを吸い込むと感染
ということになります。
これこそジョギング中に気をつけたい感染経路ですね。
風邪を引いている人が多くいるような場所、
不特定多数の人がひっきりなしに行き交う雑踏というのは
目には見えなくても無数のウイルスがウヨウヨ。
こんな場所を平常時より心拍数が上がっているランナーが
走り抜けたとしたら、どうなるでしょう?
そうです、胸いっぱいにウイルスを吸い込みます。笑
かといってマスクを付けて走るわけにはいきません。
(※すごく息苦しくて走れないと思います)
というわけですので
冬は特にコース選びに慎重になって
なるべく人が通らない道をチョイスしましょう。
冬の風邪予防(6)ジョギング後は「うがい・手洗い」
しかし、そうはいっても
外を走らざるをえないジョギングでは
人通りの多い雑踏を避けたとしても
どこかでウィルスを吸い込む可能性が高いものです。
ですから、冬の間は
ジョギングを終えて帰宅したら
シャワーの前に洗面所で必ず「うがい」が必須です。
その際、うがいのまえに「手洗い」も忘れずに!
「ジョギング中は何も触らないから
手洗いなんて不要では?」
と思うかもしれませんが
押ボタン式信号機の「ボタン」であるとか
自動販売機の「ボタン」であるとか
触る可能性が(人によってですが)あります。
これが「接触感染」につながります。
念のためではありますが
大した手間じゃありませんので
家に帰ったら、あちこち触る前に
うがいと一緒に手も洗いましょう。
なお、インフルエンザが流行っている時期は
より警戒が必要だと思いますが
かといって走るのを止める必要はありません。
少なくとも僕は20年走ってきて
ジョギングをしたせいで
インフルエンザに感染したことは
一度たりともありませんから。
まとめ
風邪を引かないための
チェック項目はたくさんあって
説明するのも大変でした。
いざ実践するあなたも、さぞ大変かと思います。
ただ、このように
- 【重要度:高】⇒必要以上に厚着をしない
- 【重要度:高】⇒走ったあとのうがいと手洗い
- 【重要度:高】⇒すぐ汗を流す
- 【重要度:低】⇒少しペースを速めて走る
- 【重要度:低】⇒日中に走る
重要度を付けるとしたら
前半3つが特に守ってほしい点になります。
すべて守る必要はありませんので
とりあえず重要度が高い3つだけ
実践してみてはいかがでしょうか?
僕の実体験から、もうひと付け加えると
シャワーやお風呂からあがったあとに
うっかり薄着で過ごしたために
風邪を引いたことが何回かあります。
走って身体が温まっていると油断して
身体を冷やしたのが原因でしょう。
入浴後も油断せず、身体を冷やさないように
十分気をつけてくださいね。
コメント