ジョギングの歩道でのマナー。左右どちらを走るのが正しい?

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歩道をジョギングするときのマナーは?

あれ、私、逆走してる?

進行方向から走ってくる人と
やけに対面でぶつかりそうになる……。

初めて走るコースに出てみたら
周りのランナーたちとは
道路の逆側を走っていることに気づいた!

あらためて考えるとジョギングする時は

歩道の右側を走るのか?
それとも左側を走るのか?

どちらがマナー的に正しいのか
分かりませんよね?

この問題、長年走っている人でも
僕自身も「これが正しい」と信じた
自分なりのルールで走っています。

そこで、ここらではっきりと
道路交通法としてはどちらが正しいのか
お役所文書を読み解いて調べてみました。

さあ、スッキリしてください!

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ジョギングの歩道でのマナーは右側・左側のどっち?

歩道の右側・左側どちらをジョギングするのが正しいマナー?

ジョギング中には色んな道を
あちこち走ると思います。

  • 自動車がすれ違うのがやっとの細い道
  • しっかり整備された歩道がある広い道
  • 道路の両側に白線が引かれた車道
  • これらの道を走る時は
    自分なりの交通マナーに従って
    どちら側を走るか決めていますよね。

    こうしたマナー(ルール)については
    「道路交通法」(略称:道交法)に
    まとめられ、公開されています。

    これはれっきとした日本の法律ですから
    ここに書かれたことに従うのが正解。

    それではさっそく
    該当する箇所を見ていきましょう。

    道路交通法 第二章 歩行者の通行方法

    第十条 歩行者は、
    歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯
    (次項及び次条において「歩道等」という。)
    と車道の区別のない道路においては、
    道路の右側端に寄つて通行しなければならない。
    ただし、道路の右側端を通行することが危険であるとき
    その他やむを得ないときは、
    道路の左側端に寄つて通行することができる。

    引用元:電子政府の総合窓口e-Gov法令検索

    このように定められています。
    つまりシンプルに要約して言ってしまえば

    原則的には道の「右側」を走ること!

    これが正解なんですね。

    ちょっと分かりづらいですが
    この決まりは

    「歩道」だろうと「路側帯」だろうと
    共通のマナーなんですよ。

    細かい部分に敏感な方は
    この法規が「歩行者の通行方法」と
    題しているので

    「あれ?、走っている人は
    移動スピードが速いのに
    歩行者のカテゴリーに入るの」

    と思うかもしれませんが

    ジョギングをする人(ジョガー)は
    道路交通法においては
    「歩行者」に区分されます。

    ですから道路交通法の第二章
    「歩行者の通行方法」が定めるところに
    従うのが正しい判断というわけですね。

    知ってる人は少ない?「歩道」と「路側帯」の違い

    ジョギングする人は知っておきたい「歩道」と「路側帯」の違い

    上記でご紹介した道路交通法の
    「歩行者の通行方法」では
    3種類の道路について解説がありました。

    この3種類の道路の違いがいまひとつ
    具体的にイメージするのが
    難しいと思いますので

    それぞれを簡単にではありますが
    まとめておきます。

    「歩道」とは?

    人が歩くための専用の道のこと。

    車道と比べて
    一段高くなっている事が多く

    高さやガードレールなどで
    明確に区別されている。

    現在、歩道では自転車の走行は
    禁止されている。

    「路側帯」とは?

    歩道がない車道の端に
    白線で区切って設けられた
    歩行者が歩くためのスペースのこと。

    「車道の区別のない道」とは?

    歩道と車道の区別がない道のこと。

    住宅街に多く見られる細い道路が
    それに当たる。

    このうち誤解が多いのが「歩道」です。

    歩道では歩行者(ジョガーも含む)は
    左右のどちら側を走ってもいいと
    思われていますが

    なんらかの危険がない限り
    右側通行が原則なんですよ。

    今回、調べてみると
    インターネット上の記事でも
    この間違いが散見されましたので
    認識を変えないといけませんね。

    関連記事ジョギング中、信号を守っていますか?

    ⇒僕が命を落としかけた恐ろしい実体験 

    僕はそれでも「左側」を走りたい!

    それでも僕は歩道の「左側」をジョギングしたい!

    「そうか、わかった!
    単純にどこでも右側を走ればいいんだ。
    明日からはそうしよう。」

    これで疑問が晴れてスッキリしましたね!

    でも、実を言うと僕自身は逆に
    モヤッとした気分になってしまいました。

    それはなぜかというと
    基本的に道路の
    「左側」を走っているからです。

    僕だけじゃなく他のジョガーたちも
    大抵が(というかほぼ100%)
    左側通行をしていますね。

    この左側を走る習慣って
    みんながそうしているから
    それに合わせたのか

    自分で考えて悩んだ末
    だんだんとそうなったのか
    今ではちょっと判別がつきません。

    ただ、今更、
    右側通行が正しいと分かっても
    今日から右側を走ろうとは思いません。

    それは、何も
    「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
    と開き直ったからではなく

    ちゃんとした根拠があるから
    そうしたいんですよ。

    その「根拠」は次の段落にてくわしく。

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    ジョギングする自分は「軽車両」だという自覚で

    僕が歩道の左側をジョギングにこだわる理由

    まだジョギングを始めたばかりで
    1kmを7~8分くらいの
    スローペースで走っている方は
    ちょっと想像しづらいかもしれません。

    しかし1kmを5分くらいの
    スピードで走れるようになると

    ママチャリを漕ぐオバサンくらいなら
    颯爽と涼しい顔で追い抜いてしまいます。

    ジョガーの速さ>自転車(ママチャリ)の速さ

    こうなると、スピード的には
    自転車と同じカテゴリの
    「軽車両」になってしまいますよ。

    つい最近、自転車に関する
    「道路交通法」が改正されたのは
    記憶に新しいところだと思います。

    その改正において
    歩道の走行が禁止され

    バイクと同じように
    自転車も車道の「左側」を走ることが
    義務付けられました。

    その改正があったから
    というわけでありませんが

    車道の「路側帯の右側」を走っていると
    前方からスピードを出して
    走行してくる自動車と
    対面ですれ違うことになります。

    その際、走る自分と自動車との距離は
    わずか50cm程度しかありません……。

    こちらも自転車に近い
    スピードを出していますので
    風圧やプレッシャーは相当なもの。

    正直言って「怖い」と
    身の危険を感じることもあるくらいです。

    そんな理由から僕は
    たとえ交通マナーや法律に背いていようと

    「左側通行」をしたいし
    人にもそれを勧めたいんですね。

    冷静に考えれば左側通行の方が
    理にかなっていると思うんですよ。

    まとめ

    今回調べてみて分かったことは

    • 道路交通法では右側通行がマナー
    • 歩道でも右側通行が原則とされる

    このような事実です。

    こうした道路交通法を頭に入れた上で
    僕がジョギングする際に
    道の左右どちらを走っているかというと

    • 「歩道」・・・そのときの状況による(左右どちらでも)
    • 「路側帯」・・・左側通行
    • 「車道の区別のない道」・・・左側を走ることが多い

    このように臨機応変というか
    その場に合わせて変えている感じですね。

    世の中のあらゆるルールやマナーでも
    「これが絶対正しいんだ!」と

    どんな状況でも頑なに守ろうとするのは
    ちょっとどうかな……と思いませんか?

    もちろん法律で定められた道路交通法は
    原則的に守るべきですが

    そのときどきで安全と思える判断を
    していくのがベストだと思いますよ。

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    20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
    月間150km、年間1800kmを走破。
    おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
    足のケガにも悩まされたことはありません。

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    コメント

    1. 匿名 より:

      道交法なのでどうぞ右側を走ってください。ご本人は早いつもりでも、電動自転車やスポーツサイクルにとっては危なっかしくて仕方ありません。

      • カタギリ より:

        そうですね、所詮、速い自転車には敵いません。

        今後は気をつけて右側を走ります。

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