ジョギングの夜の服装は?経験者が語る選び方のポイント!

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夜にジョギングをしていて
走る自分とギリギリの間際を
自動車が猛スピードですり抜けていった。

「なんだよ、危ない運転をして!」

そう内心、毒づいてみたものの
もしかして、走っている私の姿が
ドライバーからは見えていなかったのかも…?

その想像は、大正解!

暗闇を走るあなたの姿は闇に溶け込んで
ほんの数メートルまで接近しないと
自動車からは「視認不可能」なんですよ。

だからドライバーもあなたと同じくらい
「ドキッ」としたはず。

でもニアミスで済んで良かったですね。

僕は実際、同じように夜に走っていて
自動車と衝突した経験があります。

その原因は服装の「色」にありました。

服装(ウェア)には、夜間は見えにくい色
逆に夜間でも見えやすい色があります。

それをここでご紹介しますので
僕のように事故に遭う前に
あなたが今着ているウェアの色を見直しましょう。

夜にジョギングをする際、車から見えにくい服装の色とは?

ジョギングを始める上で
デザインやメーカーにこだわって
高額なジョギングウェアを
すでに購入してしまったかもしれません。

しかし、お気の毒ですが安全面を考慮して
以下のような色のウェアを選んでいたら
夜間に着用するのは控えて下さい。

■対向車から見えにくい服装の色
黒・青・紫・水色・赤・緑

黒や青など暗い色は納得できますが
赤、緑、水色が見えにくいのは意外ですね。

でもこれは実験して得られたデータなので
疑いようのない事実です。

では、どういう色の服装ならいいかというと

■見えやすい服装の色
白・黄色・オレンジ・ピンク・黄緑

白に近い暖色系の色で
色の薄い明るめの色が視認性が良いんです。

そして、なおかつそれが「蛍光色」だと
より目立ちやすいですよ。

見えにくいとされる緑でも
分類的に蛍光色(蛍光グリーン)に入るなら
暗闇からはっきりと浮き立つので見えやすいです。

一点だけ注意しないといけないのは
冬に雪が降り積もる地方では
視界全体が白に包まれますから
白い色のウェアは雪と同化してしまいます。

雪国にお住まいの方は基本的に
白は避けたほうがいいでしょう。

自動車と接触事故!、そのとき着ていたウェアの色は?

僕がジョギングをするのは
いつも夜7時を過ぎてからです。

夏場は7時半近くまで明るいですが
冬になるとすっかり日が落ちて真っ暗な時間帯。

そう、僕が数年前に
自動車と衝突事故を起こしたのも
そんな冬の日の午後7時過ぎでした。

その日、走っていたのは
歩道と車道の区別がないような
住宅街のなかにある細い道。

その道の四つ角に差し掛かったとき
左折してきた自動車にドーンと跳ねられ
1メートルほど飛ばされて路上に倒れこみました。

そのときの服装が

臙脂色(紫に近いような暗い赤)のウェア

でしたね。それも上下とも同じ色。
まさに自動車から見えにくい色に当たります。

その時は僕自身、スピードは出していませんし
また四つ角を急に飛び出したわけではないので
相手ドライバーがしっかりと
僕の姿を確認(視認)できていれば
避けられた事故だったと思います。

幸いなことに擦り傷を負っただけで
大怪我にならずに済みましたが
その事故の瞬間のショックや恐怖心は
心に焼き付いて、今でも記憶が鮮明です。

ジョギング歴はすでに20年を越えていながら
一度もそうした危険な目に遭わなかったので
その日まですっかり油断していましたね。

逆に言えば、それくらい事故に遭うことなんて
ほんのわずかな確率なんでしょう。

しかし、たった一度の事故で
一生治ることのない大怪我を負ったり
あるいは命を落とすことだって十分に有り得ます。

その事故のあと
夜間のジョギングがいかに危険であるか
初めて真剣に考えることになりました。

それからですね。
ジョグ中の事故を未然に防ぐために
服装や装備品をちゃんと揃えることになったのは。

服装を変えるだけじゃダメ!「光るもの」を持とう

僕と同じように
夜のジョギングはリスクがあると分かっていても
代わりに朝や昼など安全な時間帯に
走ることが出来ない人もたくさんいると思います。

そんな人のために僕が事故に遭って以来
夜でも目立つようにと導入したグッズをご紹介します。

どれも500~1000円程度で購入できる
実に安価な商品ばかりですよ。

■LEDライト

特に大事なのはライト(光るもの)を
持つことですね。

光るものなら家にある懐中電灯でも
100円均一で売っている小型ライトでも
なんでも構わないと思います。

僕が使っているのは
上腕部に巻くアームバンド型のLEDライトです。

※夜間用のライトの選び方の記事にリンクする

■反射材が付いたリストバンド(またはタスキ)

自動車のライトに照らされることで反射し
発光しているように見える反射材が付いた
手首に巻くリストバンドです。

リフレクターといった呼ばれ方もしますね。

ライトと違って自ら光るのではないので
急な電池切れといったアクシデントがなく
半永久的に使えるのが良いところ。

雨の日も故障を気にせず使える点も素晴らしい!

道路工事に携わる作業員が
夜間作業のために胸にたすきがけしている
「たすき型反射板」だとさらに目立ちますね。
(見た目はちょっと抵抗があるかもしれませんが)

ミズノやアシックス、ナイキやアディダスなどの
ジョギングウェアにはリフレクティブ素材(反射材)が
生地に取り付けられているモデルがありますので
これからウェアを購入予定の方は
そういった商品を選ぶのもいいでしょう。

暗い色の服装で走るのは無灯火の自転車と同じ危険性が!

暗い色の服装で、なおかつ
光るものを持たないでジョギングするのは

自転車が無灯火で走っているようなもの

だと思って間違いありません。
それくらい危険なことなんですよ。

走るスピードによりますが
1kmを5分台で走るとすると
ゆっくり走る自転車と同程度のスピードです。

初心者はそこまでスピードを出すことはありませんが
半年~1年もすればそれくらいの速度は出せます。

ですから、いまの自分は
「自転車と変わらないスピードで走っているんだぞ」
という自覚を持って自動車のドライバーに
うざいくらい存在をアピールしてくださいね。

でも「そんなの付けるのは恥ずかしい」
「夜にこっそり走っているのに、逆に目立って嫌だ」
と思う人が多いかもしれません。

正直言って僕も最初はライトを付けるのは
走っている姿が目立つようで嫌でした。

しかし、恥ずかしい気持ちは最初だけで
意外と人間って慣れてしまうものですよ。
抵抗感があるのは最初だけなので、ご安心を。

まとめ

夜のジョギングはあなたが思う以上に
危険が潜んでいます。

だから、このような

・黒、青、紫、水色、赤、緑などの服装は見えにくい
・夜間はライトや反射材が付いたグッズが必須
・暗い色の服装は「無灯火走行」と同レベルの危険性

安全上の心構えを忘れず
装備をしっかり揃えることが
身を守るためには必須ですね。

しかし、こうして偉そうに諭す僕ですが
実を言うと事故に遭った時に着ていた
臙脂色の冬用のウェアは未だに着ています……。

買い替えたほうがいいのは分かっているものの
温かくて、しかも思い入れがあるので
捨てられないんですよね。

ただ、そのかわりに今では忘れず
右手にアームバンド型のLEDライト
左手にリストバンド型の反射材
を身に付けているのでOKでしょう。

それにプラスして事故以来
その事故に遭った現場はもちろんのこと
そもそも自動車の往来が激しい道は
ルートから外して走るようになったので
危険度はぐっと減ったと思います。

服装の色を見えやすい色に変えるのは
あくまでひとつの安全対策に過ぎません。

このようにトータルでリスクを避けることが
なんといっても一番大切ですね。

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20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

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