おろしたてのジョギングシューズは
ピカピカと輝いていたのに
1ヶ月も履いて走っていれば
泥が飛び散ったりして
すっかり汚れてしまいます…..。
だからそろそろ洗いたいけれど
普通の靴と同じように洗っても大丈夫か
不安じゃありませんか?
そこで、ここでは
ジョギングシューズの洗い方について
・初めての方でも迷わない手順
・正しい乾かし方
・使って良い洗剤、NGな洗剤
・ニオイや黄ばみを残さない方法
この4つを重点的に
くわしくまとめていきましょう。
●ジョギングシューズの洗い方【5ステップ】
普段履いているスニーカーなら
洗い慣れているけれど
ジョギングシューズとなると
どう洗ったらいいか
迷ってしまう人も多いかと思います。
でも、大丈夫ですよ。
この5つのステップ通りにやれば
絶対に失敗しませんから。
■ジョギングシューズの正しい洗い方手順
1.前日から水に浸けておく
2.付属品を外す
3.ブラシで洗う
4.すすぎと脱水をする
5.乾燥させる
ざっと概要を頭に入れたら
ひとつひとつ順番にしたがって
実際にシューズを洗っていきましょう!
●1.前日から水に浸けておく
最初のステップが
前日から水に浸けておくこと。
ジョギングシューズは
通常の靴(スニーカー等)に比べて
汚れの程度がひどいですよね?
特にソール部分には
水たまりを踏んづけたり
泥道を走ったりして
土や小石
などが大量に付着しているハズ。
これらをまず落とすために
シューズを本洗いする前に
前日から水を張ったバケツに
ジョギングシューズを浸けておきます。
(※なるべく外で行ってください)
この一手間を加えることで
汚れたシューズを室内に持ち込まず
下洗いを終えて泥を落とした状態で
浴室を汚さずに本洗いができますよ。
●2.付属品を外す
2つめのステップが
シューズの付属品を外すこと。
ジョギングシューズに
フィット感を高めるため
「インソール」を入れていたら
洗う前に取り外してください。
面倒かもしれませんが
「靴ヒモ」も一旦抜き取りましょう。
靴ヒモが付いていると
紐の下に隠れた部分ができるので
洗うときに非常に邪魔になりますので。
取り外したインソールと
靴ヒモは手でやさしく揉み洗いをして
陰干ししておいてください。
●3.ブラシで洗う
3つめのステップではいよいよ
ジョギングシューズ本体を洗います。
用意するのは
・スニーカー用の洗いブラシ
・古い歯ブラシ
・小さめ目のタワシ
このどれかのブラシと
・おしゃれ着洗剤(衣類用の中性洗剤)
・ズックリン(靴用洗剤)
このどちらかの洗剤です。
(※どちらでも構いません)
ブラシに洗剤をつけて
「力を入れすぎない程度」に
ゴシゴシとシューズの生地部分と
ソール部分をこすっていきましょう。
●4.すすぎと脱水をする
4つめのステップが
「すすぎ」と「脱水」です。
桶やバケツなどに水を張って
そのなかで揉み洗いをするように
念入りにすすぎを行います。
すすぎを怠って
ジョギングシューズに
洗剤が残ってしまうと
変色の原因にもなりかねません。
できれば、すすぎの水は
ぬるま湯程度の温度にすると
汚れ・洗剤ともよく落ちますよ。
すすぎが十分に済んだら
水からシューズを上げて
水道の蛇口の流水でざっと洗い流して
よく水気を切ります。
このときシューズを両手に持って
絞るようなことは絶対にNG。
(型崩れをしてしまいますから)
そして、乾燥を早めるために
・大きめの洗濯ネット
・使い古した要らないタオル
などでジョギングシューズをくるんで
洗濯機に入れて「脱水」にかけます。
脱水の時間は2~3分ほどで十分です。
(※ゴロゴロと大きな音がするので
夜間や早朝は避けた方がいいですね)
●5.乾燥させる
最後の5つめのステップが
シューズを乾燥させること。
乾かす前にまず
ジョギングシューズのなかに
グシャッと丸めた新聞紙を詰めます。
そして、風通しの良い
・ベランダの日陰
・屋根の付いたガレージ
などに斜めに立てかけて
(カカトを下に、つま先を上にして)
太陽が当たらないように陰干しします。
この際に絶対やってはいけないのは
・新聞紙を入れないで潰れた状態で干す
・直射日光に当てて干す
・洗濯バサミで吊るして干す
どの乾かし方も
型崩れや色が褪せる原因になるので
絶対にやめましょう。
こうやって干しておけば
・夏なら半日~1日
・冬でも1日~1日半
ほどでカラカラに乾きますよ。
丸めて入れた新聞紙は
水を吸って濡れてきたら
途中で交換するとより早く乾きます。
なお、気温が低い冬や
雨が続く6月の梅雨の時期だからといって
・ドライヤー
・ストーブ
・洗濯機の乾燥機
などに当てて速乾させるのもNGです。
ソールの接合部に使われている接着剤は
熱に弱いために溶けて靴を痛めますので。
●なぜジョギングシューズにニオイが残る?
せっかくジョギングシューズを
時間をかけて洗ったのに
清潔なはずのジョギングシューズから
いや~なニオイがプ~ンとする……。
これは「部屋干し」をして
なかなか乾かない衣類から
異臭が発生するのと原因は一緒なんです。
濡れた状態が長く続くために
干している間に雑菌が繁殖してしまい
それが臭いの原因になるわけですね。
こういったことは
洗った後にさっと乾いてしまうような
春~夏には少なくて
気温が低い秋~冬にかけて多いハズ。
そんなときは最終手段として
「靴用乾燥機」を使うといいですよ。
しょっちゅう靴を汚してしまう
小さなお子さんがいる家庭では
もはや必需品となっている商品で
当然ながらオトナの靴も乾かせますし
値段も安いので買って損はありません。
潔癖症で頻繁に
それこそ毎週末にジョギングシューズを
必ず洗いたいような人には特にオススメ。
●なぜジョギングシューズが黄ばむ?
真っ白なジョギングシューズを好む人は
つねに真っ白をキープしたいですよね?
僕も基本的にジョギングシューズは
「白」を選ぶことがほとんど。
ただ、白いシューズって
履いているうちに黄ばみませんか?
汚れによる経年劣化だと
あきらめてしまう人がほとんどですが
実はその原因は意外なところに!
それがジョギングシューズを洗うときの
洗剤のチョイスなんですね。
さきほどシューズを洗うには
中性洗剤が向いていると書きましたが
間違ってアルカリ性の洗濯洗剤を使い
よくすすぎをしないで
洗剤の「洗い残し」があった場合
その部分が黄ばんでしまうことに……。
よく使われている洗濯用洗剤でも
花王の「アタック」など
アルカリ性の商品が多く
食器用の洗剤でも
P&Gの「ジョイ」などはアルカリ性。
アルカリ性の洗剤自体は
すぐれた特性があるんですが
ジョギングシューズの黄ばみを避けるには
必ず「中性洗剤」を選んでください。
●まとめ
ジョギングシューズの洗い方のポイントを
ざっくりとまとめると
・前日から水に浸けておく
・靴ヒモやインソールを外す
・中性洗剤を使ってブラシで洗う
・すすぎは念入りに行う
・型崩れを防ぐため新聞紙を詰める
・必ず陰干しで乾かす
これさえ知っておけば
靴を傷めることなく
洗い上がりも完璧に仕上がるでしょう。
かくいう僕自身は面倒くさがり屋なので
1年に1回くらいしか洗いません……。
たくさん汗をかいた夏の終わりに
しっかり洗っておけば臭わないですし。
ただ、どうしても雨で濡れた後は
ツ~~~~ンと来る悪臭が
玄関に立ち込めますが………。
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