持久力なんて無くて当然です。
唐突ですが、それが真実です。
学校の持久走でビリになったり
子供の運動会に父兄として参加して
みっともないほど走れなかったり……。
自分の「持久力の無さ」を
痛感する機会はたびたびありますよね?
そこで今回はジョギングで
どうやったら持久力が鍛えられるのか
超効果的なトレーニング方法を
3つ厳選して解説していきましょう!
●ジョギングで持久力をアップさせる3ステップ
何気なく口にする「持久力」という言葉。
ヒトによって多少その言葉から
イメージする「チカラ」には
違いがあるかもしれません。
ただ一般的には「持久力の定義」は
<長い時間、運動を続けられる能力>
これで間違いないでしょう。
そして「持久力を上げること」を
専門用語を使って表現すると
<「最大酸素摂取能力」を高めること>
(※酸素を体内に取り込む能力)
このようになります。
最大酸素摂取能力は
一般人とプロのランナーを比べると
「2倍」も差があるとか……。
こうした運動を持続する能力や
最大酸素摂取能力をアップさせるには
3つのステップを踏むことが必要です。
その3ステップとは
・ロング・スロー・ディスタンス
・インターバルトレーニング
・坂道ダッシュ
という3種目であり、取り組む順番は
以下の通りになりますよ。
■初心者はまずこれからスタート
↓
ロング・スロー・ディスタンス
■ジョギングに慣れたら
↓
インターバルトレーニング
■より「上」を目指すなら
↓
坂道ダッシュ
ではここからそれぞれのトレーニング法を
くわしく説明していきましょう。
●【STEP1】ロング・スロー・ディスタンス
現時点ではまだ何も運動をしていない
また、過去にもジョギングの経験がない
という初心者の方は
まずロング・スロー・ディスタンスから
スタートするのが筋道ですね。
ロング・スロー・ディスタンスとは
「長い距離」を「ゆっくり走る」という
シンプルで楽なジョギングの練習方法。
本来はマラソンに出場するランナーが
レース後半の持久力をアップさせるため
20~30kmをゆっくり走る練習ですが
ジョギング初心者にとっても
持久力をアップさせるには最適です。
■ロング・スロー・ディスタンスの要点
・息が上がらず楽なスピードで走る
・できるだけ長く走り続ける
・タイムは一切気にしない
・途中で歩いてもよい
・15分、30分、1時間と走行時間を伸ばす
※頻度は週に2~3回くらい
最終的に「1時間休まずに走れる」まで
地道に続けてみましょう。
1kmあたりの目標ペースはありませんが
それでは戸惑ってしまうと思います。
あくまでひとつの目安として
初心者は1km10分~12分
というスローペースを心がけましょう。
これがクリアできたら次は
インターバルトレーニングに進みます。
●【STEP2】インターバルトレーニング
ロング・スロー・ディスタンスが
1時間休まず継続できるようになったら
「インターバルトレーニング」に挑戦。
インターバルトレーニングとは
速いペースのジョギングと
インターバル(休憩)の繰り返しのこと。
正直、このインターバルトレーニングは
ハードなトレーニングなので
覚悟をもってのぞまないと挫折します。
ただ、その分、
持久力アップの効果は絶大ですよ。
■インターバルトレーニングのやり方
1.1kmの距離を6分のペースで走る
2.2分間ゆっくり走る(休憩)
3.また1km6分のペースで1km走る
4.また2分間ゆっくり走る(休憩)
※以下、これを5セット繰り返す
※頻度は週に1~2回くらい
インターバルは「休憩」を意味しますが
立ち止まって休むのではなく
ゆっくりジョグをしながら
息を整えるようにしましょう。
ロング・スロー・ディスタンスを
1時間継続できるようになっていれば
1kmを7~8分ペースで走れますよね?
インターバルトレーニングでは
そのペースよりも速いペースで
スピードを上げて心肺に負荷をかけながら
走るのがポイントになります。
ジョギングでいつも1km6分ペースなら
インターバルトレーニングでは
1km5分ペースにするなどして
普段のペースより1分以上速くスピードを
設定することをお忘れなく。
ですからジョギングというより
ランニングに近いスピードですね。
こうすることで心肺機能に負荷がかり
持久力が短期間で向上するんです。
●【STEP3】坂道ダッシュでレベルアップ
インターバルトレーニングを
週に1~2回繰り返して続けていけば
持久力はかなりアップすることでしょう。
そこからさらにアップさせたい方は
より苦しいトレーニングとして
「坂道ダッシュ」に挑戦してみては?
この坂道ダッシュは僕自身も
週に1回はやっていますが
本当にキツイので毎回イヤになります。
でも何度か繰り返すうちに
普段のジョギングでも長距離走が楽になり
明らかに持久力が向上するのでオススメ!
■坂道ダッシュのやり方
1.坂道を100m以上ダッシュで駆け上がる
2.下りをジョギングで戻ってくる
※以下、5~10回くらい繰り返す
※頻度は週1回
スピードを上げてダッシュをするので
自動車や自転車と事故を起こさないよう
コース選びは念入りに行ってください。
足の筋肉も酷使するトレーニングのため
せいぜい週1回が行える限度ですね。
まとめ
ジョギングをしていて
持久力がないなぁ……と感じるのは
長い時間、走り続けられなくて
すぐに息が上がってしまう
こんなときではないでしょうか?
そんな持久力の無さを痛感しているなら
1.ロング・スロー・ディスタンス
2.インターバルトレーニング
3.坂道ダッシュ
この順番で取り組んでみてください。
まず長く走れる基本的な持久力をつけて
本格的なトレーニングへ進む。
そしてより強靭な持久力を得るために
更にハードな練習に進むのが
理想的な流れだと思いますよ。
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