ここ数年、雨が多いですよね。
昔より降る回数が増えたような気も。
6月の梅雨の季節は仕方ないとして
本来は穏やかな晴れの日が続く季節でも
雨が降り続くことが多いような……。
ジョギングを習慣的に行っていると
ほんのわずかな霧雨であっても
天候の崩れに敏感になるものです。
でも、雨が降るからといって
「ジョギングを休みたくない!」という
ファイト溢れる方も多いはず。
ただ、だからといって雨に濡れるのは
歓迎することじゃないですし
雨のせいで体が冷えてしまい
風邪を引きそうで嫌ですよね?
そこで、雨の日のジョギングには
どんな対策をすべきか?
多くのランナーが行う6つの方法と
ジョグ歴20年の管理人が実践中の
対処法をご紹介していきましょう!
●ジョギングの雨対策で欠かせない6つの方法
雨の日のジョギングでやっかいなのが
・雨に濡れて不快に感じる
・体が冷えて風邪を引くこと
・持ち物が濡れてしまうこと
以上の点ですよね?
こんな雨による妨害から
体や持ち物を守るには
・帽子をかぶる
・スポーツサングラスをつける
・雨用ウェアを着る
・防水ランニングポーチを使う
・防水スプレーをウェアやシューズに使う
・予備の靴を履く
この6つの対策方法をおすすめします。
では6つの対策のくわしい内容について
ひとつひとつご紹介していきましょう。
●帽子をかぶって頭を雨からガード!
1つ目のジョギングの雨対策は
雨除けのための「帽子」をかぶること。
いくら雨が強いからといって
傘を差して走るわけにはいきません。
すると容赦なく濡れてしまうのが「頭」。
この頭を雨から守るためには
帽子をかぶるのが一番の対策ですね。
雨の日用の帽子にふさわしいのは
防水加工されたスポーツキャップです。
選ぶ際には雨から顔を守るための
広めのツバが付いているか?をチェック!
頭というのは無防備に外に晒しているので
雨に長く当たってしまうと
全身に冷えが回ってしまうものですよ。
体が多少濡れてしまっても
頭(髪の毛)が乾いた状態だと
気分的にずいぶん違うものですから。
●スポーツサングラスで雨から目を守る!
2つ目の雨対策が
スポーツサングラスを着用すること。
帽子をかぶると真上から降り注ぐ
雨のしずくはガードできますよね?
しかし、強めの雨が降っていて
そこに横殴りの風が吹いていると
顔面に雨が吹き付けることに……。
僕は何度も経験がありますが
土砂降りに強風が加わると
目を開けているのが辛いほどです。
この目を閉じたくなるほどの雨を防ぐには
「スポーツサングラス」が最適。
スポーツグラスともいいますが
本来は「日差し」から目を守るため
主に夏に着用するものですが
雨から目を守る用途にも有効なんですよ。
雨のせいで視界が悪くなると
つまづいたり接近する自動車に気付かず
思わぬ事故につながることもあるので
ひとつ持っておくと安心ですね。
●雨用ウェアを着て全身をカバー!
続いて3つ目の雨対策は
「雨用のウェア」を着るということ。
肝心の首から下の体を
どうやって雨から防ぐか?ですが
これはもうシンプルに防水加工のウェアを
お好きに用意して着ればいいと思います。
雨用のウェアといえば
・雨合羽(レインコート)
・ウィンドブレーカー
・ランニングポンチョ
などが代表的ですね。
てっとり早く用意しやすいのが雨合羽。
洒落た風に言えばレインコートですが
これは何もジョギング用ではなく
一般の雨具として売られている商品でも
十分に用をなします。
雨の日でも自転車に乗る人や
屋外で作業しなければならない人が
着ているような普通の雨合羽でもOK。
上半身と下半身を合わせて着用できる
「上下セット」になっていて
なるべくフード付きを選びましょう。
フードが付いていれば帽子の代用にも!
雨合羽を着て走るのはどうも抵抗がある…
という方はウィンドブレーカーでもOK。
また、普通のジョギングウェアの上から
「ランニングポンチョ」をかぶる方法も。
ランニングポンチョとは
頭と両腕を通す穴を開けたゴミ袋のような
ビニール製のポンチョです。
「使い捨て」してもいいくらいの安価で
雨中のマラソン大会で着て走る人も
たまに見かけることがあります。
着用しても邪魔にならず重くないので
雨の日でも本格的に長距離を走る方は
これが最も適していると思います。
●防水ランニングポーチで所持品を守る!
4つめの雨対策が所持品を守るための
「ランニングポーチ」を装備すること。
ジョギングする時にはいつも
スマホ・財布・カギなどを携帯する
という方に必須なのが
防水加工されたランニングポーチ。
特にスマホは雨に濡れたら
一発で壊れますからね。
普段から道具を持ち歩く人は
こうしたポーチ類があると便利ですし
どうせひとつ買うならば
雨の日も走ることを考慮して
しっかりした「防水加工タイプ」を
選ぶようにしましょう。
●防水スプレーをウェアやシューズに使う
雨対策の5つ目は
雨を物理的に弾く「防水スプレー」。
ジョギングウェアやシューズに
防水スプレーを吹き付けておくと
完璧に水を弾くわけではありませんが
いくらか雨の浸透度合いが違います。
ホームセンターやネットショップで探すと
防水(または撥水)スプレーが
色んなメーカーから発売されています。
ほとんどの防水スプレーは
革靴などの靴専用タイプが多いですが
布製品に対応するタイプがありますので
間違えずにそちらを選びましょう。
普段着ているジョギングウェアはもちろん
シューズにも事前に吹き付けておきます。
使い続けるうちに
撥水性能が落ちてしまった雨合羽に
「シュッ!」とひと拭きして
買った当時の性能まで戻すことにも
力を発揮してくれますよ。
●濡れてもいい予備の靴を履く
最後の6つ目の雨対策は
「予備の靴」を用意しておくということ。
今のところジョギングシューズに
100%完全に防水加工されたモデルは
ただのひとつも存在しません。
それに防水スプレーで防御をしても
30分も走れば足先は湿ってきます。
ジョギングシューズは目的に合わせて
通気性良く作られているため
空気はもちろん、水分(雨)も
通りやすい構造になっています。
ですから防水性能を期待するのは
お門違いと言わざるをえません……。
そこで雨で濡れてしまうのは
「仕方がないことだ……」と諦めて
雨の日は「雨専用のシューズ」を履いて
雨で濡れるのは上等!だと
開き直って思う存分走るほうが
気持ち的に楽ですよ。
シューズを極力濡らさないために
水たまりを踏まないように走るのは
けっこうストレスが溜まりますから。
この雨専用のシューズはなにも
新しく購入する必要はなくて
現在のシューズの一個前に履いていた
先代シューズを捨てずに取っておいて
それを雨の日だけのピンチヒッター的に
使うのが賢いやり方です。
●雨でも走る僕が行っている対策
僕は基本的に猛烈な大雨の日だったり
台風が接近中で暴風雨が吹き荒れていたり
大雪で路面が滑りそうな日以外は
どんな天候でもジョギングを決行します。
当然、少々の雨くらいならなんのその
まったく気にせずに走ってしまいます。
そんな習慣を20年も続けていると
雨の対処法もどんどんいい加減になり
・スポーツキャップをかぶる
・予備の靴を履く
という、たった2つの
シンプルな対策しか行っていません。
雨具を着て走ることも試しましたが
ガサガサと擦れて走りにくいので
すぐに捨ててしまいました。
ジョギングウェアを購入する際に
防水(撥水)性能が良さそうなのを選んで
あとは濡れるにまかせています。
30分も走ると、当然ながらウェアは
びしょびしょに濡れて重たくなりますが
翌日、天日に干しておけば
一日で乾いてしまうので気になりません。
ジョギングシューズについても
雨の日のための古いシューズを履くので
いくら濡れようがまったく気にしません。
ジョギングシューズは
通気性良く作られているので乾きやすく
翌日晴れていれば一日で完全乾燥!
ただ、梅雨時のように
雨が何日も降り続くと
濡れて乾いていない靴を続けて履く……
という事態におちいることも。
こうなると正直言って閉口します…。
●マンホールの蓋と側溝にはご用心!
このように雨が降っても
装備さえしっかりしていれば
ジョギングに支障はないですね。
ただ、しかし。
雨の日に走る上で注意したいのが
・マンホールの蓋
・側溝の蓋
これらの上は非常に滑りやすいので
絶対に通ってはいけません!
マンホールの蓋は長年の摩擦によって
ツルツルになっていて
そこに雨が降ると更に滑りやすく
おまけにジョギングシューズのような
グリップのない靴だと滑りやすさは
120パーセント増しくらいになります。
もうひとつ。
道路脇の生活排水や雨水を流す側溝、
いわゆるドブの上に置かれた蓋も要注意。
コンクリート製の蓋は平気ですが
格子状にスリットが入っているタイプは
ツルっと滑りやすいんですよ。
大きな道路から路地に入っていくときなど
この蓋の上を通過することがあるので
十分注意してくださいね。
まとめ
ここまでジョギングにおける
雨対策をくわしく解説してきました。
あらためて対策方法を振り返ると
・キャップをかぶる
・スポーツグラスをつける
・雨用ウェア(雨具)を着る
・防水用ランニングポーチを使う
・防水スプレーをウェアに吹きかける
・予備のジョギングシューズを履く
これらをすべて行えばベストですが
僕の実例のように、できるものだけ
「自分はこれくらいなら我慢できる」
というレベルを見きわめて対策すれば
ストレス無く走れると思います。
もうひとつあえて付け加えるなら
ジョギングに出かける前に
玄関にタオルを用意しておくこと!
(家族から怒られないためです)
濡れた体のまま家に上がると
雨水が垂れて部屋が濡れてしまうし
歩いたところには足跡が残りますので…。
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