真剣に考えなきゃいけないことなのに
答えを保留にしていること。
忙しさを理由にして
先延ばしにしていること。
そんな大事な問題に
時間を見つけて結論を出したいけれど
会社や自宅では周囲が騒がしくて
とても考え事ができる環境じゃない。
そこで「ジョギング」という選択肢が!
でも本当に走っている最中って
考え事に適しているのか
普段ジョギングしない人には
想像がつかないかと思います。
ここではそんな人のために
20年以上もジョギングを続ける管理人が
本当のところをお伝えしていきましょう。
●ジョギングは考え事に向く?
僕は毎日欠かさず、きっちり30分間
せっせとジョギングをしています。
その走っている最中に
これまで仕事のことや
人生におけるアレコレなど
いろんな考え事をしてきて
何度も素晴らしいアイデアが
天から降ってくる経験がありました。
ですからジョギングは
考え事に向いていると断言できます!
それも「今日はアレについて考えよう」と
あらたまって考えるわけではなく
「そういえば、あの件は……」
そんな風に自然と考え事が始まって
今まではまったく思いもつかなかった
思考の範囲外にある
自分の能力以上の発想が生まれるという
ミラクルなことが何度もありました。
そんなときはそれを忘れないように
走りながら何度も思い返して「反芻」し
急いで帰宅して紙に殴り書きすることも。
もちろん、始めたばかりの初心者は
ジョギング自体が苦しいと感じたら
そんな余裕はないかもしれませんが
すこし走ることに慣れれば
頭には考え事をする余裕が生まれますよ。
●ジョギング中に良いアイデアが浮かぶ理由
では、どうしてそんな
ジョギングをしている最中には
良いアイデアが湧いてきやすいかというと
こんな理由があるからだと思います。
僕らの生活環境には
深く集中することを邪魔するような
考え事にとっては「疎ましい存在」が
たくさんありますよね?
・スマホのメールやLINEの通知
・テレビの大げさな笑い声
・家族からの呼びかけ
・電話のけたたましいベル
・突然の招かざる来客
・ペットの鳴き声
これらはどれも勝手に「ドア」を開けて
懐に飛び込んでくる厄介な存在……。
ジョギング中はこれらが無いために
心の内側からカギを掛けられます。
また、学生時代からテスト勉強中にも
まともに長く集中力が続かないで
しょっちゅう中断していた人。
僕もそのひとりですが
何かと理由をつけて
嫌なことから逃げようとするんですね。
たとえば
・トイレに行く
・メールチェックをする
・お菓子をつまむ/コーヒーを飲む
・マンガに手を伸ばす
・携帯ゲームを始める
こういうことに逃げてしまい
集中して勉強に取り組む時間よりも
サボる時間の方が長くなったりして……。
ジョギング中は強制的に
これらの行動が制限されるので
否が応でも考え事に専念できます。
それに考え事の「最大の敵」である
うつらうつらする眠気に邪魔されないこと
この点も大きいですね。
僕は昼間の仕事中だって
しょっちゅう眠気がやってきますが
さすがに走りながらは眠くなりません。
(そんな人がいたらビックリ人間です)
●ジョギングは100%「ひとり」になれる時間
あなたの普段の一日の行動を
よく思い浮かべてみてください。
朝起きてから夜寝るまでの間に
純粋に「ひとり」になる時間って
どれくらいあったでしょうか?
家で家族の世話をしたり
会社で同僚や上司と仕事をしたり。
お風呂やトイレに入る時間を除けば
ほぼゼロという人が多いのでは?
「いやいや、私は一人暮らしだから
家に帰れば話す相手なんていないよ!」
という人でも
いつも肌身離さず持っているスマホが
無数の他人との窓口になっています。
それがいざジョギングに出かけてしまえば
その人が抱え込んでいる人間関係などの
あらゆる「しがらみ」から開放されます。
比喩的に言えば、すべてを脱ぎ捨てて
男女年齢問わず「ハダカ」になれるのが
ジョギングという運動の特長。
ジョギングが考え事に向く
一番の利点というのが
「ひとり」になれる貴重な時間だから
というのが大きいでしょう。
●考え事がはかどるジョギング方法
ジョギングは考え事に向くとはいえ
ただ漫然と走るだけでは
あちこちに気が散ってしまい
ひとつのことに集中できません。
ですから、もし集中力を高めたいならば
以下の3つの点にご注意ください。
・音楽を聴かない
・広告看板がない郊外を走る
・信号が少ないコースを走る
昔から勉強するときは
音楽を聴きながらやっていた人は別ですが
僕のような少しでも音が鳴っていると
集中できない人は無音で走りましょう。
商店街や繁華街を避ければ
外の世界は自動車の走行音くらいで
非常に静かなものであり
自分の「心の声」しか聴こえません。
あえてそこに音楽を持ち込んで
耳を塞ぐことは不要ですね。
もうひとつ沈思黙考を妨げるのが
街中のあちこちにある広告看板や
たびたび足を止められる信号。
こうした明らかな障害を避けるため
郊外にある住宅地や農道
または公園内のジョギングコースなど
「殺風景」な場所を選んでください。
●せっかくのアイデアが逃げるデメリット
「あ、もしかしてすごいアイデアかも?」
と良さげな着想が降って湧いても
そこからまた他のことを考えるうちに
家に帰り着いたときには忘れていた……。
こんな経験も何度もしてきました。
外を手ぶらで走っている途中なので
何か良いアイデアが思いついても
その場でメモできないのは当然ですね。
それに発想を広げるときに有効な
思いついたことをメモにとって
「発想が発想を呼ぶ」という手法が
行えないのもマイナスポイント。
思いついたことをメモするために
スマホを持って走るのも手ですが
邪魔になるし落としそうになるので
それもちょっとどうかと思いますね。
そんなときは家に帰り着くまでに
何度も反芻して思い返して
アイデアが逃げないように
なんとか家まで帰り着きましょう。
まとめ
ジョギングしている時間は
あれこれと思考を巡らすには
適しているのかというと
・ジョギングは考え事に向いている
・それは外界の妨害や誘惑がないため
・ジョギングはひとりになれる貴重な時間
・良いアイデアを忘れるデメリットも
このように僕としては自信を持って
太鼓判を押したいところ。
日常生活で考え事が続かず
気が散ってしまうのは
「集中力」がないからですね。
走っている間というのは
座禅を組むのと近いように
ある意味、無心になれる状態です。
なかなか集中しようとして
集中できる人間なんていないもので
だからこそ無心になる時間が
生活の中で必要なのかなとも思います。
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