ジョギングは食後の何時間が良いか判明。予想より超長い!

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食後にちゃんと休憩してから
ジョギングを始めたというのに
キリキリとお腹が痛くなってきた……。

痛みを我慢して走っていたら
食べた物が喉元までせり上がってきて
あわや嘔吐する一歩手前まで
気分が悪くなってしまった……。

これ、誰でも一度や二度は経験がある
ありがちな失敗談ですよね?

仕事の拘束時間が長い社会人や
家事に追われる主婦の方にとって
ジョギングできる時間帯は限られます。

だから、空いた時間に
なんとか走ろうと無理してしまいがち。

そんな方のために、食後何時間になれば
ジョギングしても大丈夫なのか?
はっきりしたボーダーラインを確認していきます!

ジョギングは食後、何時間から大丈夫?

常識的に考えて、食後すぐ走る人はいませんが
30分~1時間したらジョギングしてしまいますよね?

でも、それだけ間隔を空けても
実際、気持ち悪くなったり胃が痛くなったりする……。

そんなふうに身体(胃)に負担をかけず
気持ちよくジョギングするには

食事をしてから「5時間以内」は消化を待ち
「5時間後」から走るようにする!

これが胃に負担をかけないために
必要な時間のボーダーラインになります。

人によって食事の時間は前後しますので
朝食、昼食、夕食の時間ごとに
ジョギングをしても平気になる時間を
こちらで確認してみてください。

■朝食後の場合
午前6時に食べたら・・・午前11時
午前7時に食べたら・・・午後12時
午前8時に食べたら・・・午後1時

■昼食後の場合
午前11時に食べたら・・・午後4時
午後12時に食べたら・・・午後5時
午後1時に食べたら・・・午後6時

■夕食後の場合
午後6時に食べたら・・・午後11時
午後7時に食べたら・・・午前0時
午後8時に食べたら・・・午前1時

朝昼晩の各食事ごとの間隔というのは
だいたい5~6時間なので
次の食事の直前になってしまいます。
(夕食後にいたっては就寝時間に……)

つまり、完全に消化を待って走るとしたら
それはもはや「食後に走る」というより
「食前に走る」くらいの感覚になってしまうんです。

食後5時間はジョギングをしないほうがいいワケ

食事をしたら、そのあと
「5時間も休まないといけないの?」
とビックリされることでしょう。

この5時間という数字の根拠は
胃の中での「食べ物の滞留時間」からきています。

食事をして食べ物が口から入り
胃袋で消化され、小腸から大腸へと進んでいく。

その過程で胃の中に滞留している時間が
5時間というわけなんですね。

ただ、すべての食べ物が5時間も
必要とするわけではありません。

■栄養素ごとの胃の滞留時間
炭水化物・・・2~4時間
たんぱく質・・・4~5時間
脂質・・・4~5時間

よく「腹持ちが良い/悪い」と言いますが
食べ物によって食後に感じる
胃の感覚(満腹感)はかなり違いますよね?

たとえば、おかゆだけの食事は
胃がもたれず、病気の時でも食べやすいです。

逆に脂肪でギトギトのステーキや焼肉などは
いつまで経っても胃がもたれた感じが残ります。

ですから、食事のメニューによっては
何もきっちり5時間も休む必要はないんですよ。

たとえば、朝食のメニューが
コーンフレークとバナナなどの軽食スタイルなら
2~3時間も休めば平気かもしれません。

ちなみにフル・マラソンを走るランナーは
レースの「3時間前」までに
ごはんやパン、餅や麺類などの
炭水化物だけを食べて備えるそうです。

僕は夕食の後、まともに走れたことがありません

実例として僕自身はどうしているのか
ひとつのケースとしてご紹介しましょう。

僕は普段、夕食前にジョギングをしていますが
予定が入ってそれが無理な日もあります。

その場合は夕食後に走ることになるのですが
食後3時間から4時間は休んでから走っても
100%腹痛や嘔吐の症状が出ますね。

夕食はいつもきちんとしたメニューである

・主食(ご飯/炭水化物)
・主菜(肉や魚/たんぱく質・脂質)
・副菜(サラダや豆腐)
・デザート(フルーツやお菓子)

をしっかりと食べますから
5時間は胃の中に食べ物が
消化しきれない状態で残っているはずです。

そんな状態で走ってしまうから
気持ち悪くなるのは当然といえば当然……。

だから僕は基本的に夕食のあとは走りません。
どうしても走らざるをえないときは
短い距離で切り上げて帰ってしまいますよ。

走る直前にパンや果物を食べるくらいなら
まったく平気なんですけどね。

どうして?なぜ?食後の運動がいけない理由

食べ物の消化活動というのは
「フル・マラソンに匹敵するパワーが要る」
とも言われるほどなんです。

食後に眠くなってゴロンと横になりたくなるのは
怠け者だから、というわけではなく
それだけのパワーを使っているから当然なんですよ。

胃を中心とした消化器官に血液を集中させて
食べ物から身体にとって必要な栄養素を
せっせと取り込もうと活動中なので
それに専念させてあげるのがベスト。

ジョギングのような激しい運動をすると
筋肉を動かすための血液が必要になるのですが
そうすると消化器官で必要される血液を
「横取り」する形になってしまうんですね。

その結果として「消化不良」を起こし
お腹が痛くなったり、吐き気がするんです。

それに加えて単純に
胃の中に食べ物が入った状態で走れば
ジョギングの上下動の運動で胃が揺れて
食べ物が逆流してきそうになるのは
想像に難くありません。

まとめ

食後にジョギングをしたい人にとっては
このような事実はショックだったかもしれません。

・ジョギングは食後5時間経ってからが理想的
・食事のメニューによっては時間は短縮される

ただ、人によって消化能力が違いますから
ガッツリした食事を摂っても
食後3~4時間で普通に走れる人もいるでしょう。

人の体質によって、食べた物によって
または、その日の体調によって
食後どれくらい休んだほうがいいか?は
正にケース・バイ・ケースで変わります。

あくまで5時間後というのは
万人にとっての平均値です。

あなたの体にあった必要な時間は
自分自身で何度か実際に走ってみて
「これくらい休めば大丈夫」というラインを
見つけるしかありません。

無理をせず、ベストな時間を探してみてください。

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20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

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ジョギングのエネルギー補給
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