ジョギングは風邪のとき休む?医者が推奨する判断基準がこれ

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医者と患者

咳がコンコン…鼻水がズルズル…
喉がジンジン痛い……

こういう症状がみられると
風邪を引いたかな?と疑いますよね。

さらに、頭痛がする…微熱がある…
ここまで来ると風邪を引いたという確信が!

こんな風邪のとき、どうしようか悩むのが
日課になっているジョギングのこと。

今日休んだら昨日までの苦労が
無駄になってしまいそうだし
一日休んだら体力や筋力が落ちてしまいそう……

走ろうか、やめようか、それとも走ろうか。

これまで20年以上ジョギングを続けてきたので
この問題、僕もしょっちゅう直面してきました。

休むか、それとも走るか?
という見きわめについて
何度か失敗を繰り返しながらたどり着いた結論を
その理由もあわせてご紹介していきます。

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ジョギングは病気予防になる?具合が悪いときの対処法まとめ

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ジョギングは風邪のとき、休むか?その判断方法

40℃近くの高熱がでて
「う~ん、う~ん…」と唸っている状態なら
きっぱりと諦めもつきますが
仕事に行けたり家事ができるくらいの
軽度な風邪の初期症状だと、走るか、休むか
微妙なところになりますよね。

走ろうと思えば走れるけれど、かといって
それで風邪が悪化したら嫌だな、っていう状態。

そういうことは僕も年に5~6回はあります。
そんなとき僕がどう判断しているかというと

■ジョギングをしても大丈夫なとき

  • 軽い咳
  • 喉の軽い痛み
  • 鼻の奥の軽い痛み

■ジョギングを休むとき

  • 鼻水が止まらない
  • くしゃみが連発して止まらない
  • 咳がひどい
  • 喉がひどく痛い
  • 鼻の奥がひどく痛い
  • 頭痛がする
  • 発熱がみられる

こんな基準で判定していますね。

ちょっと風邪気味かも…程度の軽い症状のときは
だいたい普通に走ってしまいます。

でも頭痛がしたり、熱(微熱でも)がある場合は
大事をとって休むことにしています。

では、この判断の仕方について
よりくわしく解説していきましょう。

軽い症状なら医学の専門家が「大丈夫」と太鼓判

大人になってから

  • 軽い咳が出る
  • 少し喉が痛い
  • 少し鼻水が出る
  • 鼻の奥が少し痛い

こういう「軽い風邪」を引くことが増えました。

おそらく身体の抵抗力が高いために
初期症状が見られるだけで、熱が上がらないまま
治ってしまうのだと思います。

これくらいの症状ならば
身体はキツくないですし、仕事や家事も出来て
食欲もいつもと変わらずあります。

そんなときは、僕は構わず走ってしまいますね。
走っても悪化することはまずありませんので。

僕はこれをこれまでの経験から
「大丈夫!」と判断していたんですが
医学の専門家もこう言っています。

「風邪の症状が
<首から上>に現れた場合に限り
軽い運動をして汗をかくことは良い」

このように医学的にも間違いじゃないんですよ。
現代医学の「お墨付き」と言っていいでしょう。

「首から上」ですから、つまり

  • 鼻水
  • 鼻づまり

これらの初期症状の場合
むしろ走って汗をかくのは有効なんですよ。

ちなみにこれは“ネックルール”と呼ばれます。

ということで僕の独りよがりな判断ではなく
専門家による確証があるわけですから
信頼してくれて大丈夫ですよ。

頭痛や熱があるときは、きっぱり休む

体温計
ネックルールというのは初耳でしたね。
自分の判断が正しいものだと分かって
ちょっと嬉しいです。

とはいえ、あくまでこれは
首から上に限って軽い症状があったときのみ。

ガンガンと頭が割れるような
ひどい頭痛がするときや
平熱を越えた37℃以上の熱があるときには
無理して走ってはいけません。

これはわざわざ書くまでもないですね。

ただ、判断が難しいのが
頭痛がなくて、まして熱は平熱なのに
咳が朝からずっと休むこと無く続いていたり
ティッシュが山になるほど
大量の鼻水が流れ出ているときです。

こんなときは意外と身体自体は元気なので
走っても大丈夫のように感じてしまいますが
絶対にやめておいたほうがいいですよ。

おそらく高確率で風邪が悪化しますから。

これには僕自身の失敗経験があるので
ここで強くを念を押しておきます。

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風邪のときに走って、こじらせ、咳喘息になった話

振り返るのも憂鬱な
その失敗経験を簡単にご紹介します。

あれは3年ほど前の秋のこと。
その日は朝から鼻水が止まりませんでした。

水のようなサラっとした鼻水が
ズルズルと「止めどなく流れ続ける」状態……。

でも仕事は普段と変わらずこなせるし
食欲はある、だるくもない、
熱もない、おまけに頭痛もない。

だから走って大丈夫だろう、と
いつも通りジョギングをしたんです。

これがいけなかった……

翌日から急激に悪化し、熱はぐんぐん上昇
鼻水に加え、咳もゲホゲホ止まらなくなり
3日間、寝込むはめになりました。

それで完治すれば笑い話で済んだんですが
1ヶ月経っても、なぜか咳だけが治まらず
仕方なく病院に行ったところ
「咳喘息」と診断されました。

咳喘息というのは
風邪をきっかけに起こる喘息の一種です。

もともと小さい頃に喘息を患っていたのですが
それも大人になってからは治まっていました。
それが風邪をきっかけにして
呼び覚まされた感じなんでしょう。

結局、この咳喘息が治るまでに3ヶ月弱かかり
その間、ドクターストップにしぶしぶ従って
ジョギングを休まざるをえませんでした。

たった一日、無理をしたばっかりに
その代償はとんでもなく大きいものに……

咳喘息以外にも風邪をこじらせると

  • 気管支炎
  • 中耳炎
  • 副鼻腔炎
  • 肺炎
  • 髄膜炎

これらの合併症を引き起こす可能性があります。

僕のケースはその一例ということで
そういう危険性もあることを忘れず
無理をしないように
くれぐれも気をつけてください。

風邪を予防するコツ!
ジョギングをした後は
なぜ風邪を引きやすくなるのか

また、どうしたらそれを予防できるのか?
こちらの記事にくわしくまとめています。

⇒ジョギングで風邪をひきやすい人へ贈る
管理人が実践する3つの有効な予防方法 

ジョギングを風邪のとき行なうと汗をかいて熱が下がるってホント?

風邪のときジョギングをしても大丈夫か
インターネットで検索してみると

  • 風邪のひきはじめにはジョギングが効果的
  • ジョギングで風邪が治る

こんな情報を載せたサイトが多数見つかります。
上記で紹介したネックルールを根拠にして
そのように解説しているみたいですね。

ネックルールに従えば
汗をかくほどのジョギング(運動)をすれば
体温が上昇し、その効果で自己免疫力がアップ
その結果として風邪への抵抗力が増して
完治するというわけですね。

しかし、これまで述べてきたように
熱があるときに走るのはリスクが高すぎます。

風邪への抵抗力をアップさせる効果よりも
身体を疲弊させるというマイナス効果があるのは
言わずもがなでしょう。

熱があるときは素直にジョギングは中止し
栄養をしっかり摂って、ぐっすり眠る!
これが鉄則です。

まとめ

今まさに風邪を引いた感触があって
休むべきか迷ってるかもしれませんが

  • 軽度の初期症状のときは走ってもOK
  • それにはネックルールという根拠がある
  • ひどい咳や鼻水が出ていれば走らない
  • 当然、熱や頭痛があれば絶対走らない

こちらの判断に従って
無理をしないでくださいね。

微妙な症状で判断が難しいときは
思い切って休んでしまうのがいいと思います。

ジョギングの習慣がついたばかりの初心者ですと
この流れを途切れさせたくない!と
無理をしたくなる気持ちはよく分かります。

でも軽い風邪なら1日~3日で治りますし
体調が全快になってから
気兼ねなく思い切り走るのが一番です。

お大事にどうぞ。

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20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

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ジョギングと体調の関係
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