ジョギング中の音楽が危ない2つの理由。事故の被害者が警鐘

スポンサーリンク
この記事は約5分で読めます。

ジョギングをしていると
どうも退屈で仕方がない……。

「だから走っている時に音楽が聴きたい!
でも、聴きながら走るのは危ないかな?」

「聴きながら走っている人は
どんな安全対策をしているんだろう?」

そんな音楽を聴きたいけれど
二の足を踏んでいる方に

本当にジョグ中の音楽は危ないのか
気をつければ聴いても大丈夫なのか

気になるこの2点について
ジョギング中に交通事故に遭った管理人が
ズバッとお答えしていきましょう。

●ジョギング中の音楽は危ない行為?

ジョギング用のイヤホンであるとか
iPodのような小型の携帯プレイヤーが
これだけ販売されていますから

ジョギング中に音楽を聴いている人が
たくさんいるのは間違いありません。

ただ、安全面から考えると

音楽を聴きながら走るのは危ないです!

これは動かしがたい事実ですね。
なぜなら、こんな理由があるから。

1.自動車と接触事故を起こす危険性
2.犯罪に遭う危険性

実際、僕は走っているときは
音楽を聴くことはありません。

ただし、音楽反対派の僕でも
条件付きで認めるのがこちら。

公園などのジョギング専用コースを走る時
(※明るい時間帯限定で)

この条件下で走るならば
音楽を聴きながらでも危険はありません。

ではその危険性の2つのくわしい説明と
なぜジョギング専用コースでは良いのか
その理由について解説していきます。

●音楽でエンジン音が聴こえない!

なぜこれほど声を大にして
ジョギング中の音楽を否定するかというと
一番は「交通事故」の危険性からです。

ジョギングはどうしても
自動車や自転車が行き交う一般道を
避けられず通ることになります。

こういった道でイヤホンで耳を塞ぐと
自動車の接近に鈍感になるのは必然。

人間は安全を確認するのに目だけではなく
耳からも重要な情報を得ていますから。

また、周囲の音が聴こえないという
単純な理由からだけではなく

・好きな曲を集中して聴いてしまう
・心の中でハモりながら走ってしまう
・歌詞の意味を考えてしまう

など「注意が音楽に向いてしまう」ため
外界の変化に対応できなくなります。

道路交通法が改正され
自転車に乗りながら音楽を聴くことは
一部の地域では禁止になりました。

ジョギングしながらの音楽鑑賞は
必ずしも禁止行為ではないものの
一般道を走る人で音楽を聴いている人は
あまり見かけなくなった気がします。

●不審者に狙われ犯罪に遭遇!

これは女性に限った危険性ですが
女性がひとりで外を走っていると
不審者の格好のターゲットになります。

そこにイヤホンをして音楽を聴き
自分だけの世界に没頭していたとしたら

外界への注意力が散漫になり
不審者の接近に気づけないのは自明の理。

ジョギング中の女性が被害に遭うのは
痴漢などの「性犯罪」が中心です。

自動車や自転車と同様に
目だけで安全確認できると思うのは
完全な誤りであり
耳からの情報を軽視してはいけません。

ただでさえジョギング中は
自分の足音が普段より大きくなるので
後ろから忍び寄る不審者の足音が
聞こえづらくなるでしょう。

以上の「防犯」という側面から見て
女性が音楽を聴きながら走るのは
リスクを高める危ない行為と言えますね。

●音楽を聴くならジョギング専用コース限定で!

僕がもし音楽を聴きながら走るなら
公園にあるジョギング専用コースなどの
自動車が入ってこない道に限定しますね。

自動車が通行しない道路ならば
ある程度、まわりの音が聴こえなくても
危ないことはほとんどありませんので。

ただ、それも日中に限っての話。

日が暮れた後は走る人の姿が少なくなって
次第に犯罪発生率が高くなりますので
音楽は控えたほうが賢明です。

また、サイクリングロードも
自動車が入ってこないという意味では
同様に安全ではあるのですが

自転車が猛スピードで追い越すこともあり
音楽を聴きながらのジョギングは
あまりおすすめできません。

●音楽が欠かせない人の「必須」安全対策

「いや、それでもオレは(ワタシは)
ジョギングしながら音楽を聴きたい!」

「一般道でも堂々と聴きたいんだ!」

という方もいらっしゃるでしょう。

法的に禁止行為ではないので
無理に止めることは出来ませんが
せめて簡単にできる安全対策は忘れずに
なるべく事故のないようにお願いします。

その「簡単にできる安全対策」とは
イヤホンのチョイス(変更)です。

音楽を聴きながら走ることの問題点は
周囲の環境音がシャットアウトされる点。

これを防ぐには今使っているイヤホンから
外の音が聞こえるイヤホンに変更します。

現在販売されている通常のイヤホンは
「カナル型」というタイプが一般的。

このタイプは耳の穴にねじ込んで使用し
「遮音性」が高い作りになっています。

通勤や通学など普段使いでは
カナル型を使う人が多いですが
これをジョギングに流用するのは
周囲の音が聴き取りにくくなるので危険。

ジョギングにはジョギング専用として

・スポーツ用イヤホン
・耳掛け式
・オープン型

これらの条件で検索して
新しく購入することをお勧めします。

最近では「外の音が聞こえやすい」ことを
一番のアピールポイントにした
「ambie sound earcuffs」
(アンビー サウンド イヤカフス)
という新型イヤホンが話題です。

この通称ambieの特徴は
耳にひっかけるクリップのところに
小さな穴がひとつ空いていて
そこから音楽が流れるという仕組み。

耳の穴にねじ込むわけではないので
自動車や自転車の走行音はもちろん
後ろから近づく人の足音などが
音楽と一緒に耳に入ってきますよ!

まとめ
ジョギングしながら音楽を聴くのは
はたして危ない行為なのか
長々と書いてきましたので
あらためて要点をまとめておきます。

・ジョギング中の音楽は危険である
・ジョギング専用コースなら安全
・外の音が聞こえるイヤホンを選ぶ

このように全てダメとは言いませんが
非常に危険な行為であることは
頭に入れておいていただきたいです。

僕は音楽を聴いていない状態なのに
周囲への注意を怠ったため
ジョギング中に自動車に衝突されて
軽いケガを負った経験があります。

あのときは「危ない!」と思う間もなく
気付いたら道路に寝転がっていました…。

音楽を聴いている状態だったら
もっと重症を負ったかもしれません。

僕の二の舞いとならないよう
安全への配慮はぬかりなくどうぞ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

RSSリーダーに登録する
ランナーのマナー
この記事をみんなにシェアする
RSSリーダーに登録する

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました