100%断言できますが
メンタルが強い人なんて滅多にいません。
他人の何気ない言葉が心にグサッと刺さり
ささいなことで心が折れやすい。
「もうダメ……もうムリ……
消えてなくなりたい……」
そうやって毎日毎日
クヨクヨと過ごしている人のほうが
多数派ではないでしょうか?
そんな日々のなか、ふと見かけたのが
街を駆け抜けるランナーの姿。
あんなしんどい運動を
好き好んで行う、おかしな人たち……。
はたから見ると
さぞかしメンタルが強く見えますよね?
そこで、心の弱さを克服するため
ジョギングに救いを求める人に
ジョギングにはメンタルを強くする効果は
本当にあるのかどうか?
20年以上も走り続ける管理人が
すべて包み隠さず告白しようと思います。
●ジョギングにメンタルへの効果はある?
メンタルが弱い人というのは
ささいなことで一喜一憂し
気持ちの乱高下が激しいものですよね?
実は僕もメンタルの弱さを自覚する一人。
だからメンタルを強く変えられたら
どんなに良いかと思いますが
20年以上ジョギングを続けてきたものの
それでメンタルが強くなった「自覚」は
残念ながら全くありません……。
……しかし、しかしです。
メンタルが強くなる効果はありませんが
・ポジティブになれる
・見た目の変化で自信がつく
・辛いことをやり抜くチカラがつく
このような3つの点で
メンタルに良い効果があるのは
100%間違いないと断言できます!
ではここから
その「良い効果」について
よりくわしく解説していきましょう。
●【メンタル効果1】ポジティブになれる!
ジョギングのメンタル効果の1つめが
ポジティブになれる点。
学生でも社会人でも
学校や職場でなんらかの失敗をして
気分がガクンと落ち込んでしまうと
帰宅して眠りにつくまで
暗い気分を引きずるのが当たり前……。
しかし、そんなときにジョギングをすると
ドロドロのネガティブな感情が洗い流され
ポジティブな気分にチェンジ!
これは何も思い込みや勘違いではなく
ちゃんと科学的な根拠があるんです。
それは「エンドルフィン」のおかげ。
エンドルフィンは神経伝達物質のひとつで
・多幸感(ハッピーな気分になる)
・鎮静効果(疲労を和らげる)
・快感や恍惚感(気持ちが良い)
を脳にもたらしてくれます。
その効果は「モルヒネ」以上だとか。
ジョギングのような激しい運動をすると
その身体的ストレスを軽減しようと
エンドルフィンが分泌されるのですが
この効き目(鎮静作用)が強いために
体の疲れや痛みを抑えるレベルを越えて
「気持ちよく」なってしまうわけですね。
個人的には幸福感とか快感よりも
何事にもポジティブになる効果があると
毎日走っていて感じています。
●【メンタル効果2】見た目の変化で自信がつく!
ジョギングのメンタル効果の2つめが
見た目が変化して自信がつく点。
メンタルが弱い人の特徴として
「自分に自信が無いこと」があります。
自信の無さは「頭が悪いこと」など
何らかのコンプレックスが原因ですが
そのひとつが「容姿(見た目)」ですね。
ブサイクである、デブである、背が低い
など容姿のコンプレックスも人それぞれ。
しかしジョギングを続ければ少なくとも
そのうちの「デブ」は解消可能!
もちろん、顔の造作までを一変させる
ミラクルな効果は望めませんが
体脂肪が落ちてスリムになるだけで
全体的な印象はガラッと変わりますよ。
引き締まった筋肉や
ほどよく日焼けした顔や二の腕は
精悍なイメージを相手に与えます。
決してイケメンや美人ではなくても
スポーツ選手がみんな輝いて見えるのは
そのおかげだと思いませんか?
それに加えて「運動が苦手・運痴」という
長年のコンプレックスも
ジョギングを続けることで
多少は解消されるものです。
でっぷりと中年太りした上司や
駅の階段でさえ息切れする同僚たちは
30分だって走ることはムリですから!
●【メンタル効果3】辛いことをやり抜くチカラがつく!
ジョギングのメンタル効果の3つめが
辛いことをやり抜く力がつく点。
これまでの人生で
いろんなことを中途半端に投げ出してきた
「挫折経験」が多くないでしょうか?
・英会話のレッスン
・資格取得の勉強
・学生時代の部活動
などなど、誰しもひとつやふたつ
必ず思い当たることがあるでしょう。
これがメンタルが弱い人だと
すぐに諦めてしまう傾向が強いので
その数は恐ろしく多いのでは?
僕自身、ジョギングを始めて変わったのは
何事にも「粘り強く取り組む精神力」が
確実に備わったことですね。
ジョギングを習慣として続けられるのは
ごく一部の人だけであり
そうやって続ける耐性がついた人は
他の分野の仕事・趣味・勉強であっても
挫折しないで継続できるはずですよ。
ある意味、これって
メンタルが鍛えられた成果だと言えます。
●メンタルの弱さを肯定しよう
スポーツ選手のあいだでも
「メンタルトレーニング」と呼ぶ
心を鍛える練習が当たり前の時代。
そんな世相からか
メンタルは強くあるのが理想的で
「メンタルが弱い人はダメ!」
という思い込みが生まれています。
しかし、メンタルが弱い人というのは
心がもろく神経過敏かもしませんが
逆に言えばそれだけ繊細だということ。
ゆえにそれだけ他人が気付かないことでも
いちはやく敏感に察知できたりなど
良い面だってあるはずです。
メンタルが強い人は
泰然自若というか他人がどう思うと無関心
悪く言えば「鈍感」かもしれません。
メンタルが弱いことは
悪いことばかりではありません。
その弱さをあえて
肯定してみてはいかがでしょうか?
ただし、メンタルが弱い人特有の
いつもブツブツと愚痴をこぼす習性は
まわりの人にとってはかなり迷惑……。
なるべく外には出さず
自分一人で解消するのがベストですね。
それには一人もくもくと取り組める
ジョギングがなにより最適ですよ。
まとめ
ジョギングのメンタル効果について
実際にジョギングを長く実践してきた
僕の意見をまとめると
・ジョギングではメンタルは強くならない
・ポジティブにはなれる
・見た目の変化で自信がつくこともある
・辛いことをやり抜く継続性が身につく
このように「強さ」は身につかないものの
心に良い変化をもたらしてくれますよ。
僕自身、ジョギングをしていても
相変わらずメンタルは弱いままですが
走ったあとは気持ちの整理がついて
前向きな気分になれますし
以前よりは自分に自信がついたので
「ジョギングと出会って人生が変わった」
と大げさなことも言いたくなりますね!
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