ジョギングの脇腹の痛み。スッキリ治す方法と原因を総まとめ

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ジョギングをしていると
脇腹にズキズキと突き上げるような痛みが……

僕も過去に何度も経験してきました。
あれって、すごくキツイですよね。

あなたは今ちょうど現在進行系で
悩んでいるところでしょうか?

あの痛みはどこからくるのか
ずっと不思議でしたが
今回くわしく調べてみて
やっとその原因がわかりました。

原因が分かれば、対処法も分かる!

というわけで、脇腹の痛みの原因と
それを予防する方法や
痛くなった際の改善する方法をまとめます。

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ジョギングすると脇腹が痛くなる原因は意外なアレだった……

中学校のマラソン大会で覚えているのは
走り始めてすぐに脇腹が痛くなり
脇腹に手を当てて、ひーひー言いながら
なんとかゴールした苦い記憶です。

誰もが一度は経験するこの痛みのせいで
「一生走りたくない、ジョギングなんてもってのほか」
というトラウマが刻まれた人も多いはず。

あの嫌な痛み、普段から運動しないから
運動系の部活に入っていないからと
その原因が単純に「運動不足」から来ていると
そう思い込んでいませんでしたか?

しかし、意外や意外、驚くことに

脇腹が痛くなる原因は「ガス」

だったんですよ!

「ガス」というのは
つまり「おなら」のことですね。

みんなを苦しませてきた痛みの元凶が
バカバカしいもので、なんか本当にすみません…。

なぜガス(おなら)のせいで脇腹が痛くなるの?

なぜガスのせいでお腹が痛くなるの?
と疑問に思いますよね。

まして、なんでそれが
ジョギングと関係があるのか……

そこには、こんな回りくどい
因果関係があるからなんです。

走ることで腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まる

大腸内に分散していたガスが大腸の上部に移動する

左右の脇腹(大腸の曲がり角)にガスが溜まる

ガスのせいで腸が膨張し、周囲の神経を刺激する

脇腹が痛い!

普段、腸は消化中の食べ物やガスなどを
ミミズの歩みのような運動をすることによって
下へ下へとじわじわ移動させています。
(これが蠕動運動の目的)

この蠕動運動がジョギングをするせいで
一時的にストップしてしまうわけですね。

そして、お腹のちょうど脇腹に当たる付近は
内部で大腸の管が90度カーブしています。

水道管でもそうですが
曲がった箇所にはなんでも溜まりやすいもの。

蠕動運動によって通常なら
下(肛門)に向かうガス(おなら)が
その曲がった箇所に滞留してしまう……

すると、それが周りの神経を刺激し
痛みとなって現れるという仕組みなんですよ。

これはNHKの『解体新ショー』という番組で
実験した結果ですので信頼できると思います。

その実験では、被験者にルームランナーで走ってもらい
脇腹に痛みを感じた時点でMRI撮影をして確かめていました。

走っている途中で脇腹が痛くなったときの対処法

ジョギングで脇腹が痛くなるメカニズムは
お分かりいただけましたね?

では肝心の対処法にうつりましょう。

■脇腹が痛くなった場合の対処法
1. 痛くなったら、立ち止まる
2. 痛くなった側の手を上にまっすぐ伸ばす
3. 手を伸ばしたまま身体を痛くない側へ倒していく

まず脇腹に痛みが出たら
無理をせず、一旦立ち止まりましょう。
(我慢しても痛みはなかなか治まらないので)

立ち止まったら、痛む脇腹の側の腕を
シュッとまっすぐ上に伸ばします。

そして、腕を伸ばしたまま身体全体を
痛くない脇腹の側へグイッと倒していきます。

たとえば、左の脇腹が痛くなったら、
左腕を上げ、右側に腕と一緒に身体を反らす感じですね。

こうすることで一カ所(脇腹の特定の箇所)に
溜まっていたガスが移動して分散されるため
痛みが治まるというわけ。

この方法は第二日本テレビの
『伊東家ランド』という番組で紹介された裏技です。

僕も今度、脇腹が痛くなったら
忘れず試してみたいと思います。

脇腹の痛みの予防には、フォームの改善が最重要

いやいや、痛くなってから対処するんじゃなくて
脇腹が痛くならないように予防したいんだよ……
という方は下記の予防法を実践してみてください。

■脇腹の痛みを予防する方法
・フォームを改善する
・走る直前には食事をしない
・走る前にはガスが出やすい食べ物を避ける
(芋やゴボウなど繊維質の多い食べ物はガスが出やすい)

この中で僕が最も重要なポイントだと思うのが
なんといっても「フォームの改善」ですね。

大腸は身体が激しい運動をすると
その運動を邪魔しないために動きを止めるそうです。

でも脇腹が痛くなるのって
ジョギングをしているときだけだと思いませんか?

その証拠に自転車(サイクリング)では
どれだけ激しく漕いでも脇腹は痛くなりません。

また、ゴルフやボウリングをしても
脇腹ってぜんぜん痛くなりませんよね。

それに同じ「走る」運動である
短距離走でも痛くなることはまずありません。

ここからジョギングで腸の蠕動運動が弱まるのは
脚を一歩一歩前へと踏み出すたびに

身体が上下に大きく揺れる

からだと考えられます。

短距離走でも同じように身体は上下に揺れますが
その揺れている時間は「短時間」です。

つまり、身体を上下に大きく揺らす動作が
長く続くことで脇腹が痛くなるわけですね。

ジョギングはまさにそういう運動の典型である、と。

初心者ランナーのフォームを見ると
決まって共通しているのが
身体が上下に大きく揺れていることです。

頭が浮き沈みしていると言えば
分かりやすいでしょうか。

誇張すると「ぴょんぴょん飛び跳ねて」
走っているようなものですね。

大きな公園などへ行って
走り慣れたランナーのフォームを観察してください。

まるで“地面を水平移動するような”感じで
走っている様子がよく分かると思います。

ですから、ジョギングする際には
なるべく頭の高さは一定に
身体は上下動させないイメージで走りましょう。

この頭を上下に揺らさないで走るのは
理想的なフォームでもあります。

<※正しいフォームを解説する記事にリンクを貼る>

まとめ
ここまで分かったことをまとめると

・痛みの原因はガス
・ジョギングは腸の蠕動運動を阻害する
・そのためにガスが脇腹に溜まり痛みが出る
・身体を上下動しないフォームにすれば抑えられる

ということです。

僕もジョギングを始めた当初は
頻繁に脇腹が痛くなっていました。

ですが、2~3ヶ月か、半年か
はっきりとした期間は忘れてしまいましたが
気づいたら痛むことはなくなっていましたよ。

今はもう、まったくといっていいほど
痛くなることはありません。

身体が「走る」ことに順応したことや
自然と正しいフォームになっていったせいでしょう。

おそらく半年とか一年以上続けているランナーで
脇腹が痛くなる人は皆無だと思います。

現在、脇腹の痛みで悩んでいるあなたも
その痛みは今だけのことです。

フォームをすぐに改善するのは難しいかもしれませんが
必ずきれいさっぱり解消されますから
そんなに悲観的になる必要はないですよ!

脇腹の痛さを理由に、どうか挫折はしないでくださいね。

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20年間、毎日欠かさず5kmの距離をジョギングしています。
月間150km、年間1800kmを走破。
おかげで病気や肥満とは無縁で健康を維持中。
足のケガにも悩まされたことはありません。

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ジョギングでの負担対策
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