スポーツ専門店に行くと
恐ろしく高価なジョギングシューズが
たくさん陳列されていますよね?
それを見たら、初心者はきっと
「高いシューズと安いシューズって
一体どこがどう違うの?」
「値段が高いシューズほど性能が良い?」
「最初から高額なモデルを買うべき?」
と、疑問に思ってしまうハズ。
そこで今回は
ジョギングシューズの高い商品にまつわる
3つの疑問についてお答えしていきます!
●ジョギングシューズは高いものほど良い?
初心者がジョギングシューズを選ぶとき
まっさきに目につくのが「価格」。
ジョギングシューズの「高い/安い」は
どのように関係しているのか
Q&A形式でまとめました。
Q.ジョギングシューズは高いものほど良い?
A.性能的には当然優れています。
Q.高いシューズと安いシューズの違いは?
A.違いには2種類あって
「練習用」と「レース用」の違いと
「初心者用~上級者用」の違いです。
Q.初心者でも高いシューズを買うべき?
A.ほどほどの値段のシューズで十分です。
では、ここから
価格とジョギングシューズの関係について
よりくわしく解説していきましょう。
●高いジョギングシューズは「性能」が優れている!
高いジョギングシューズほど
性能が優れているのは間違いありません。
そもそもジョギングシューズにおいて
性能の「良し悪し」というのは
・靴底(ソール)の機能性
・重量(軽い/重い)
・通気性
という、この3点に表れます。
簡単に言ってしまえば
どれだけ最新技術を詰め込んでいるか?
どれだけ優れた素材を採用しているか?
こうしたポイントが性能に直結し
そのためのコストがシューズの価格に
反映されているわけですね。
●高いシューズと安いシューズの違い
そもそもジョギングシューズには
・練習用
・レース専用(レーシングシューズ)
という「用途」による違いがあり
練習用の中にはそれぞれ
・初心者用
・中級者用
・上級者用
というランナーのレベルに合わせた
モデルの違いがあります。
「レース専用」はその名の通り
マラソン大会に出場するためのシューズ。
速く走るために限りなく軽量設計で
その分、足への負担が大きいタイプです。
一方、練習用はランナーが
普段の練習のために履くシューズのこと。
長時間(長期間)履き続けるため
クッション素材をふんだんに使って
足への負担を少なくし耐久性が高いですが
その分、ソール部分が分厚くなり
重量は重くなっているタイプです。
一般的にどのメーカーでも
レース用>>>練習用
とレース用のほうが価格は高め。
初心者は当然、最初は練習用シューズを
選んで買うことになるのですが
どれでも良いわけではなく
初心者~上級者用に分かれてるので注意。
練習用のシューズも値段の面では
ナイキやアシックスなど
どのメーカー製においても
上級者用>中級者用>初心者用
と差がつけられています。
●初心者は「ほどほどの値段」のシューズを選ぼう
3,000円以下で売られているような
安いジョギングシューズを
ショップで手に取ってみてください。
ずっしりと重くないでしょうか?
次に1万円以上する高いシューズを持つと
その軽さに驚くこと間違いなし!
そう、一口に初心者向けといっても
値段により「重さ」に違いがあるんです。
ソールが厚くクッション性が高いけれど
重量は「軽い」ものと「重い」もの
快適に楽に走るなら「軽い」ものを
ぜひとも選びたいですよね?
もちろん、いくら軽いとはいっても
レース用シューズを買うのは間違いなので
初心者向け練習用モデルの中から
ご自分の予算内で選ぶのが
正しい選択だと覚えておいてください。
初心者がどれくらいの価格の
ジョギングシューズを選べばいいか
ざっくりとですが目安を示すと
・3000円以下⇒ノーブランドの安物
・5000円前後⇒大手ブランドの初心者用
・1万円台⇒大手ブランドの中級者用
・2万円前後⇒大手ブランドの上級者用
このようになります。
※定価ではなく実売価格での話です。
ジョギングシューズにとって
5000円前後のモデルは「安い」ですが
初心者にはそれくらいで必要十分。
1万円を超えるような「高い」モデルは
まだまだ必要ありません!
「安物買いの銭失い」という表現を
いろんな場面で使いますよね?
たとえば釣りなら
最初から高い釣り竿を買ったほうが
あとあと損をしないものですが
ジョギングにおいてはNG行為。
いきなり値段が高いモデルを買っても
足に余計な負担をかけますし
シューズの性能を活かしきれません。
そのあたりの「最適なチョイス」が
自分では難しいと思ったら
大きなスポーツショップへ行って
知識豊富な店員に相談しながら
買うのがベストですよ!
●中級者のリアルなシューズ事情
僕は20年以上ジョギングを続けてますが
いまだにレベル的には中級者です。
レース(マラソン大会)には出ませんし
毎日5km程度を走るくらいの走行距離。
ですから、あまりシューズに
お金をかけたくない気持ちが強く
定価が1万5,000円くらいのシューズを
8,000円くらいでお得に購入して
それをいつも履いて走っています。
安く買うコツは単純で
発売したての新作は買わずに
発売日から半年以上経ったモデルを
ネット通販で探してくることです。
もちろん、買う前には
町のリアル店舗へ行って
試し履きをしてサイズ感を確かめます。
こうすることで
定価の半額程度で購入できますよ。
靴はなぜか家電製品以上に
値崩れするまで短いですから。
ジョギングシューズは
一定の距離を走ったら引退させて
買い換えないといけません。
数年に一度は買い換えると思うと
個人的に1万円以内が予算の限度ですね。
<※ジョギングシューズの寿命にリンク>
まとめ
ジョギングシューズの高い/安いは
どんな理由から値段の差があるかというと
・ジョギングシューズの値段は性能に比例する
・レース用と練習用で値段に差がある
・上級者~初心者モデルでも値段に差がある
・初心者は値段だけでシューズを選ばないこと
このように高い商品ほど性能が高いですが
それはひとつの選択基準に過ぎません。
家電製品を買うときに無知な人ほど
「いちばん良いやつ!」と店員に指名して
値段だけで決めてしまいますが
ジョギングシューズにおいては
そういう選び方は絶対にダメです。
「高い・安い」はひとつの目安として
自分にあったシューズを選んでください!
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