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仮免と本免、どっちが難しい?学科試験のリアルな体感とは?

ざっくりまとめると…

  • 体感難易度は「仮免のほうが高め」と感じる人が多い
  • 本免は問題数が多いが、仮免の知識が約7割をカバーする
  • 仮免に受かった実力があれば、本免は正しい対策で突破できる

仮免と本免、どっちが難しいのか——この疑問、私も免許を取るときにずっともやもやしていました。

仮免に合格したあなたなら、今ごろ「次の本免は大丈夫かな……」とどきどきしている頃じゃないでしょうか。

この記事では、合格率データや出題形式の違いをもとに2つの試験を徹底比較します。

読み終えたあとには「やるべきことが明確になった」とすっきりした気持ちになれるはずです。

仮免と本免の学科試験はどっちが難しい?結論と理由を徹底解説

「仮免と本免、どっちが難しい?」という問いに対して、この段落では合格率・出題範囲・問題数の3つの視点からデータで答えていきます。

  1. 結論|仮免のほうが難しいと感じる人が多い
  2. 本免のほうが難しいと言われるケースもある?
  3. 学科試験の合格点・問題数・出題範囲を比較してみた
  4. 仮免と本免、合格率はどれくらい差がある?

結論|仮免のほうが難しいと感じる人が多い

本免より仮免のほうがきつかった

これ、実は多くの合格者が口をそろえて言うことなんです。

意外じゃないですか?

なぜかというと、仮免には初めての国家試験形式への戸惑い、技能との同時並行という体力的・精神的な重さ、そして「狭い範囲だからこそ細かい知識を問われる」という独特の難しさが重なるからです。

いってみれば仮免は、交通ルールという名の迷路に、地図なしで放り込まれるような試験というわけ。

初めての試験形式に慣れていない段階で受けるハンデ

仮免の学科試験は、多くの人にとって生まれて初めて受ける「運転に関する国家試験に準じた形式」の試験です。

道路交通法特有の言い回し、たとえば「追い越しは禁止だが追い抜きはOK」「停車と駐車は定義が違う」といった微妙なニュアンスの違いに、最初は頭がぐるぐるします。

しかも第1段階中は車の操作(技能)を覚えることに必死な時期。

学科の勉強が後回しになりがちで、準備不足のまま試験当日を迎えるケースが多いんです。

カタギリ
カタギリ
技能と学科を同時進行で学ぶ第1段階は、正直かなりハードです。焦らず丁寧に基礎を固めることが一番の近道ですよ。

仮免は出題範囲が狭いぶん細かい知識を問われやすい

仮免の出題範囲は「第1段階(学科1〜10時限)」のみ。

狭い範囲から50問を作らなければならない問題作成側は、必然的に「重箱の隅をつつくような問題」を増やさざるを得ません。

追い越し禁止場所の具体的な距離(曲がり角から5m以内など)、似たような標識の微細な違いなど、マニアックな数字・用語の暗記が合否を分けます。

「範囲が狭いから楽勝」は大きな誤解。

むしろ狭いからこそ、細部まで正確に覚えていないと足元をすくわれます。

合格率データから見る仮免と本免の難易度の違い

警察庁の運転免許統計(2023〜2024年集計)によると、合格率はこうなっています。

試験の種類 合格率(全国平均)
仮免学科試験 約78〜81%
本免学科試験 約72〜77%

数値だけ見ると「本免のほうが合格率が低い=難しい」と思いますよね。

ただ、ここには大事なカラクリがあります。

仮免は「教習所の厳しい効果測定(模擬試験)をパスした人だけ」が受けてこの数字。

本免は卒業後の開放感からか、準備不足で受けに来る人も一定数いるため、合格率が下がりやすいんです。

つまるところ、しっかり準備した人同士で比べると、仮免のほうが体感難易度は高め——というのが多くの合格者の感想です。

本免のほうが難しいと言われるケースもある?

とはいえ、試験のボリューム自体は本免が圧倒的に上。

「物理的な重さ」という意味では本免に軍配が上がります。

問題数95問+イラスト問題という出題形式のインパクト

仮免が50問なのに対し、本免はなんと95問。

しかも最後の5問は「イラスト問題」という特殊な形式です。

問題の種類 問題数 配点 形式
文章問題 90問 1問1点 ○×判断
イラスト問題 5問 1問2点 3設問すべて正解で2点(完答形式)

イラスト問題は1問につき3つの設問があり、3つすべて正解して初めて2点が入る完答形式。

1つでもミスをするとその問題全体が0点になります。

正直、このプレッシャーは想像以上です。

試験時間50分で解ききるプレッシャーと配点の仕組み

制限時間は50分で95問。

1問あたり約31.5秒のペースで解き続けなければなりません。

合格ラインは100点満点中90点以上。許されるミスは実質10問以内(イラスト問題の失点次第ではさらに少ない)です。

後半のイラスト問題に時間を使いすぎると、見直しができずマークミスで不合格——という「時間配分」の罠もあります。

さすがに95問を50分で解くのは、慣れていないとピリピリしますよ。

学科試験の合格点・問題数・出題範囲を比較してみた

仮免と本免の仕様をまとめて比較してみます。

この表を見れば、2つの試験がどれだけ違うか一目でわかります。

項目 仮免学科試験 本免学科試験
問題数 50問(すべて文章) 95問(文章90問+イラスト5問)
制限時間 30分 50分
配点 各2点(100点満点) 文章各1点/イラスト各2点
合格基準 90点以上(45問正解) 90点以上
出題範囲 第1段階のみ 第1段階+第2段階(全範囲)
試験場所 指定自動車教習所内 運転免許センター(試験場)

仮免は50問30分|本免は95問50分、合格基準はどちらも90点

どちらの試験も合格ラインは90点以上という高水準。

仮免は「狭く深く」、本免は「広く深く」という性格の違いがあります。

あなたが今感じている「本免って量が多くて大変そう……」という不安は正しい感覚です。

ただ、その分だけ対策も立てやすい。

本免だけに出る危険予測のイラスト問題とは?

本免特有のイラスト問題は、運転席からの視点のイラストを見て「この状況で何を予測すべきか」を○×で答える形式。

たとえば「交差点を左折しようとしているとき、左側に原付が走行している場合にどう判断すべきか」といった、実際の路上運転を想定した実践的な問題が出ます。

第2段階で路上教習を経験しているからこそ解けるように設計されていて、経験がそのまま武器になります。

仮免と本免、合格率はどれくらい差がある?

合格率は受験ルートによって大きく変わります。

「どんな人が受けているか」が数字に直結するんです。

教習所ルートと一発試験ルートで合格率が大きく変わる

受験ルート 本免合格率の目安
教習所卒業者 約75〜80%
一発試験(直接受験) 30%を切ることも珍しくない

教習所で学科教習を修了し、効果測定で鍛えられた人の合格率は比較的高め。

一方、独学で挑む一発試験は体系的な指導がない分、如実に数字が下がります。

あなたが教習所ルートなら、すでにかなり有利な立ち位置にいます。

大型やバイクなど車種別の合格率傾向も把握しておこう

免許の種類 学科試験合格率の傾向
普通免許(教習所ルート) 約75〜80%(比較的高め)
普通二輪(バイク、学科のみ受験) 約50〜60%(やや低め)
大型・中型(初取得の場合) 普通免許と同等以上の難易度

普通免許の教習所ルートは、免許取得ルートの中でも合格率が高い部類です。

正しい対策さえすれば、十分に一発合格を狙えます。

仮免の学科試験が本免より難しいと言われる理由を深掘り!

「仮免のほうが難しかった」と振り返る合格者が多いのには、明確な理由があります。

  1. 理由1|勉強方法が確立されていない段階で受験するから
  2. 理由2|標識や標示のひっかけ問題が集中的に出るから
  3. 理由3|仮免に落ちると修了検定や路上教習に進めない焦り
  4. 仮免に受かったなら本免の基礎力はもうあると考えてOK

理由1|勉強方法が確立されていない段階で受験するから

免許取得の初期段階では、まだ「道路交通法特有の言い回し」に脳が慣れていません。

この慣れのなさが、仮免の体感難易度を押し上げる大きな要因です。

効果測定をナメると仮免で痛い目にあうパターン

教習所では本番前に効果測定(模擬試験)が行われます。

ここで「問題を丸暗記して合格点をもぎ取った」人は要注意。

本番では問題の切り口が少し変わるだけで対応できなくなります。

「なぜ✕なのか」という理由まで理解していない段階で受けると、ひっかけ問題の前で手も足も出なくなります。

効果測定は「点数を取ること」ではなく「なぜ間違えたかを言語化する練習」として使うのが正解です。

最初の学科試験で緊張が最大化する心理的な原因

仮免は技能検定(修了検定)に合格した直後に受けることが多い。

「ここで落ちたら路上教習に進めない」というプレッシャーが、普段なら間違えない単純な文章の読み落としを誘発します。

この緊張感、私も経験があってめちゃくちゃ焦りました。

脳が「技能は合格した、次は学科……」とバタバタしているうちに頭が真っ白になるんです。

カタギリ
カタギリ
緊張するのは当然です。でも「技能を乗り越えた自分」を信じて、落ち着いて問題文をゆっくり読むことを意識するだけで正答率はぐっと上がりますよ。

理由2|標識や標示のひっかけ問題が集中的に出るから

仮免の出題範囲は第1段階のみ。

その狭い範囲から50問を作るために、問題作成側は視覚的に似た標識の違いや細かい数字を問う「ひっかけ」を多用します。

似た標識の見分けが合否を分ける出題傾向

よく出るひっかけの代表例を挙げます。

  • 車両進入禁止と車両通行止め:形が似ているが意味が全く異なる。一方通行の出口に出る標識か、双方向から通行不可かの違い。
  • 指定方向外進行禁止:矢印が一本違うだけで正解が変わる。図記号を正確に暗記しているかが問われる。

「なんとなく見覚えがある」という記憶では太刀打ちできません。

標識の意味を視覚とセットで正確に覚えることが合格への近道です。

追い越し禁止・停車と停止の違いなど頻出の間違いポイント

  • 追い越し禁止の場所:「曲がり角」「勾配の急な坂」「トンネル」「上り坂の頂上付近」が禁止。「下り坂はどうか?」という問いで迷わせる問題が定番。
  • 停車と駐車の違い:5分以内の荷下ろしは「停車」、それを超えると「駐車」。赤信号での停止は停車にも駐車にも含まれない、という定義の確認が必要。

これらの違い、あなたはすべて自信を持って答えられますか?

仮免を突破したなら基礎は入っているはずですが、本免前に一度見直しておく価値があります。

理由3|仮免に落ちると修了検定や路上教習に進めない焦り

仮免学科に受からない限り、教習は完全にストップします。

この「立ち止まらされる感覚」が焦りを生み、次の受験でも悪影響を及ぼします。

不合格になったときの再受験の流れと費用

項目 仮免学科で不合格の場合 本免学科で不合格の場合
再受験料(目安) 1,800円(証紙代)+教習所の事務手数料 1,900円(受験料)
教習への影響 合格まで第2段階(路上教習)に進めない 教習所はすでに卒業済みのため影響なし
次回受験までの期間 試験枠が埋まると数日〜数週間待ちも 予約状況によるが比較的柔軟に調整可

費用面でいうと、本免の再受験(1,900円)より仮免の再受験(1,800円)のほうがわずかに安い。

ただ、教習の停滞による時間的なロスは仮免のほうが圧倒的に大きいです。

合宿免許の場合はスケジュールへの影響が大きい

合宿生にとって仮免学科の不合格は、スケジュール崩壊に直結します。

  • 1回不合格になると卒業が1〜2日延びる可能性がある
  • 3回程度不合格が続くと、一時帰宅を指示する教習所も多い
  • 延泊費用は自己負担になるケースがほとんど

合宿で免許を取る予定のある人は、特に仮免の学科対策を重点的にやっておくことを強くおすすめします。

カタギリ
カタギリ
合宿中は毎日バタバタしていて学科の勉強時間が削られがちです。空き時間を見つけて教習所のPCで効果測定を繰り返すのが現実的な対策です。

仮免に受かったなら本免の基礎力はもうあると考えてOK

ここからは朗報。

仮免を突破したあなたには、すでに本免合格に必要な知識の土台ができています。

仮免合格で得た知識は本免の出題範囲の約7割をカバー

本免試験は第1段階(仮免範囲)と第2段階(路上範囲)の混合ですが、基礎となる交通ルールや標識の意味はすべて仮免で学んだ内容です。

仮免を突破した時点で、本免合格に必要な知識の約7割はすでに頭の中にある——これは統計上の話ではなく、試験範囲の構造から見た現実です。

残り3割は高速道路の走行、死角、危険予測などの第2段階特有の項目。

これだけ集中して補えばいい、ということです。

安全運転の基準や信号の問題は仮免の延長線上にある

本免で新しく加わる「高速道路」「死角」「危険予測」も、「信号を守る」「歩行者を保護する」という仮免レベルの基礎が土台になっています。

仮免のひっかけ問題をクリアできる読解力があれば、本免の95問という量が増えても、落ち着いて対処すれば合格は目の前です。

自信を持ってください。

本免の学科試験で失敗しないための対策とコツ

仮免を突破したあなたが次にやるべきことを、具体的な勉強法から試験当日の流れまで整理します。

  1. 過去問と問題集をフル活用する効果的な勉強法
  2. 本免特有のイラスト問題を攻略するコツ
  3. 試験当日の流れと事前準備でやっておくべきこと
  4. 学科だけじゃない!卒業検定(技能試験)の難易度も比較

過去問と問題集をフル活用する効果的な勉強法

本免は「広く浅く」ではなく、全範囲から「正確に」答える力が求められます。

やみくもに問題をこなすより、出題傾向を把握してから解くほうが効率が段違いです。

出題傾向を把握してから解くと正答率が段違いに上がる

本免には「よく出るパターン」が存在します。

  • 数字系のひっかけ:時速・距離(m)・時間(分)などの数値は定番のひっかけポイント。「追い越し禁止場所から5m以内」「交差点から30m以内は駐停車禁止」などを正確に覚える。
  • 第2段階特有の項目:二段階右折・高速道路の走行ルール・死角の扱いは出題率が高い。教本の図を使って視覚的に理解するのが効果的。

効果測定でコンスタントに95点以上が取れるようになれば、本免合格はほぼ確実と言っていいです。

アプリや教習所の練習問題で反復学習する方法

「免許学科試験」系のアプリを使うと、スマホで隙間時間に演習できます。

大切なのは間違えた問題に対して「なぜ✕なのか」を言語化すること。

たとえば「追い越しは禁止だが追い抜きはOK」「歩行者保護の場合は徐行ではなく一時停止が必要な場面がある」といった理由まで説明できると、応用問題にも対応できます。

勉強の目安は「3回連続で95点以上」。

これをクリアできれば本番に自信を持って臨めます。

本免特有のイラスト問題を攻略するコツ

本免のラスト5問、イラスト問題。

ここで焦って失点するパターンが非常に多いので、対策を押さえておきましょう。

危険予測の考え方~安全確認の項目を意識するだけで解ける

イラスト問題の基本的な考え方は「〜かもしれない」という最悪のケースを想定すること。

  • 影から飛び出す子ども
  • 死角にいる二輪車(原付・バイク)
  • 停車中のバスの陰から出てくる歩行者

「急ブレーキをかける」「急ハンドルで避ける」という選択肢は、やむを得ない場合以外は✕になることが多いです。

路上教習で実際に経験した「ヒヤッとした瞬間」を思い出すと、直感的に正解が見えてきます。

配点が高いイラスト問題で減点されないための注意点

イラスト問題は1問2点で完答形式。

1つでもミスをすると2点を一気に失います。

5問すべて落とすと10点の失点で、それだけで不合格に直結する計算です。

時間配分として「文章90問を30〜35分、イラスト5問に10分、見直しに10分」を目安にするとちょうどいいです。

カタギリ
カタギリ
イラスト問題は「最悪の状況を想定する」という思考パターンをインストールするだけで正答率がぐっと上がります。怖いと思ったことは全部✕の可能性を疑って。

試験当日の流れと事前準備でやっておくべきこと

本免の試験日は免許センター(試験場)へ向かうため、忘れ物は絶対に避けたい。

当日の流れと持ち物を事前に把握しておくだけで、当日の焦りをかなり減らせます。

持ち物・仮運転免許証・費用など当日に用意するものリスト

必要なもの 備考
卒業証明書 教習所が発行するもの。有効期限は卒業から1年
仮運転免許証 必須。紛失した場合は再交付が必要
住民票(本籍地記載) マイナンバーカードで代用できる場合もある
本人確認書類 マイナンバーカード・パスポートなど
現金(目安:5,000円程度) 受験料1,900円+交付手数料2,350円(マイナ免許証選択時は1,550円前後)

都市部の免許センター(鮫洲・府中・門真など)では学科試験が完全予約制になっているケースが多いです。

卒業後すぐ受けたくても、予約が1週間先になることもあります。

卒業が決まったら、その日のうちに予約を入れるのがベストです。

時間配分のプランを決めておくと焦らず解ける

50分で95問という制限時間、事前にプランを持って臨むかどうかで大きく変わります。

  1. 最初の30分で文章90問を一通り解く(わからない問題は飛ばしてOK)
  2. 次の10分でイラスト5問を慎重に読み込む
  3. 残り10分で全体を見直す(「〜ではないものを選べ」の読み落とし確認が最重要)

このペースを頭に入れておくだけで、当日のパニックをかなり防げます。

学科だけじゃない!卒業検定(技能試験)の難易度も比較

本免の学科試験を受けるには、その前に卒業検定(技能試験)に合格している必要があります。

修了検定と卒業検定、どちらも技能試験ですが中身はかなり違います。

修了検定と卒業検定の採点基準や減点ポイントの違い

項目 修了検定(仮免) 卒業検定(本免前)
試験場所 教習所内のコースのみ 路上+教習所内(縦列・方向変換)
合格点 70点以上 70点以上
主な着眼点 基本操作・法令遵守 交通の流れへの対応・歩行者保護・危険予測

クランクや路上コースなど技能検定で注意すべき運転操作

  • 路上での歩行者保護:横断歩道に渡ろうとしている人がいるのに停止しないと、その場で検定中止(即不合格)になる
  • 駐停車の判断:試験の最後に指示された場所に停める際、消火栓や駐停車禁止場所を自分で判断して避ける必要がある
  • 縦列・方向変換:脱輪(小)は減点だが、脱輪したまま走行を続けたりポールに接触したりすると即中止

卒業検定は修了検定より路上でのリアルな判断力が問われます。

「何かあるかもしれない」という意識を常に持ちながら運転することが合格の鍵です。

仮免と本免の違いを一覧でサクッと整理!

ここまでの内容を整理する形で、仮免と本免の違いを一覧でまとめます。

  1. 試験内容の違い|出題形式・問題数・試験時間を比較表で確認
  2. 受験条件と取得までの流れ|仮免許から運転免許までのステップ
  3. 仮免と本免それぞれで不合格になったらどうなる?

試験内容の違い|出題形式・問題数・試験時間を比較表で確認

仮免は「運転の基礎を確認する試験」、本免は「路上での実践的な判断力を問う試験」。

この差が試験の設計にそのまま反映されています。

項目 仮免学科試験 本免学科試験
出題範囲 第1段階(学科1〜10時限) 全範囲(第1段階+第2段階)
問題数 50問 95問(文章90問+イラスト5問)
試験時間 30分 50分
合格基準 90点以上(45問正解) 90点以上
配点 1問2点 文章各1点/イラスト各2点(完答形式)
試験場所 指定自動車教習所内 運転免許センター(試験場)

仮免は第一段階の学習範囲のみ、本免は全範囲が対象

仮免は教習の折り返し地点での確認テスト。

狭い範囲だからこそ、標識の意味や追い越しのルールなど基礎知識の正確さが厳しく問われます。

本免は高速道路の走行・危険予測など路上に近い全範囲が対象となり、スケールが一気に広がります。

○×方式と五肢択一方式の混在に注意

日本の運転免許試験は原則として○×方式(正誤式)です。

よく誤解されますが、「5つの選択肢から1つ選ぶ五肢択一方式」ではありません。

本免のイラスト問題も、1つのイラストに対して3つの○×設問がセットになった形式。

「3つすべて正解して初めて2点」という完答形式であることをしっかり覚えておいてください。

受験条件と取得までの流れ|仮免許から運転免許までのステップ

仮免から本免まで、どんな順番でステップを踏むのか。

全体像を把握しておくと、今自分がどの位置にいるかが明確になります。

仮免取得→路上教習→卒業検定→本免という段階を理解しよう

  1. 第1段階:校内コースでの技能と基礎の学科
  2. 修了検定・仮免学科:合格して初めて「仮運転免許証」が発行される
  3. 第2段階:路上での技能教習と応用的な学科
  4. 卒業検定(技能):教習所での最終技能試験
  5. 本免学科:教習所卒業後、運転免許センターで学科試験のみ受験

あなたが今いるのはステップ3〜4の段階。

あと少しで免許証が手元に来ます。

一発試験で取得を目指す場合の技能試験の壁

教習所に通わず免許センターで直接受ける「一発試験」の技能試験合格率は、10%前後と言われています。

数回から十数回の不合格を繰り返すケースが一般的で、かなりの難易度です。

教習所ルートで進んでいるあなたは、すでに有利な選択をしています。

仮免と本免それぞれで不合格になったらどうなる?

もしも不合格になってしまったとき、どんな影響があるのかを知っておくことも大切です。

知っていると知っていないとでは、気持ちの持ちようが違います。

再度受験するときの費用・日数・教習への影響

項目 仮免学科で不合格 本免学科で不合格
再受験料(目安) 1,800円(証紙代)+事務手数料 1,900円(受験料)
教習への影響 第2段階(路上)に進めない 教習所はすでに卒業済みのため影響なし
精神的なダメージ 大きい(路上教習が止まる) 比較的小さい(免許取得が遅れるだけ)

本免で落ちても、教習所への影響はありません。

免許証を手にする日が少し延びるだけです。

仮免の不合格ほど深刻なダメージはないので、万が一の場合も落ち着いて対策を立てましょう。

何回落ちたらヤバい?回数制限の有無と現実的な対策

  • 受験回数の上限:法的に上限はない。教習期限(9ヶ月)内であれば何度でも受験可能。
  • 仮免許の有効期限:6ヶ月。この期間内に本免に合格しないと仮免が失効し、再取得からやり直しになる。
  • 卒業証明書の有効期限:教習所卒業から1年以内に本免学科に合格しないと、技能試験免除の効力が失われる。

回数より「期限」の管理が現実的なリスクです。

不合格が続いた場合は早めに教習所の受付と相談して、優先的な予約調整を行いましょう。

カタギリ
カタギリ
「何回落ちてもいい」は法律的には正しいのですが、仮免許の有効期限(6ヶ月)だけは絶対に意識してください。期限切れは本当にやり直しになります。

【注意点】2025年3月の法改正に伴い、試験手数料が全国的に改定されています。本記事に記載した「仮免1,800円」「本免1,900円」は2026年現在の標準的な目安ですが、各都道府県の条例改正や教習所の事務手数料により総支払額が変わる可能性があります。受験地の運転免許センターの最新情報を必ず確認してください。

仮免と本免に関するQ&A

仮免と本免についてよく寄せられる疑問にまとめてお答えします。

Q. 本免の学科試験に一発合格する人の割合はどれくらい?

A. 教習所卒業者に限れば、約75〜80%程度が1回で合格しています。

警察庁の運転免許統計(2023〜2024年集計)による全国平均は約72〜77%。

逆の視点でいうと、4〜5人に1人は不合格になっている計算です。

「誰でも受かる試験」では決してありませんが、正しい対策をすれば十分に一発合格を狙えます。

Q. 仮免の学科で90点ギリギリだったけど本免は大丈夫?

A. そのままでは危険です。仮免範囲の再復習を徹底してから臨んでください。

仮免で90点だったということは、基礎知識に10点の穴がある状態。

本免は問題数が倍近くに増え、1問のミスが響きやすいため、同じ穴が致命傷になりかねません。

仮免範囲の間違えた問題を洗い出して、なぜ間違えたかを言語化する作業からやり直すことをおすすめします。

Q. 本免の学科試験は都道府県のエリアによって難易度が違う?

A. 法律(道路交通法)は全国共通のため、難易度に大きな差はありません。

各都道府県警察が独自に問題を作成していますが、警察庁が作成した基準問題に沿っているため、問われる内容のレベルは統一されています。

「〇〇県はひっかけがキツイ」という噂は、受験者数や合格率の統計的な偏りによる印象論がほとんどです。

Q. 仮免に落ちた回数が多いと本免でも苦戦しやすい?

A. 相関関係はあります。ただし、原因を正しく把握して対策すれば挽回できます。

仮免で苦戦した原因の多くは「日本語の独特な言い回しへの不慣れ」や「標識の暗記不足」。

これらは形を変えて本免にも出てきます。

仮免で間違えた問題の「なぜ✕だったか」を完全に言語化できていれば、本免での同パターンのひっかけには引っかかりにくくなります。

Q. 本免の学科試験を受けられる回数に上限はある?

A. 法的に回数の上限はありません。ただし、期限の管理が必要です。

教習所卒業から1年以内に本免学科に合格しないと、技能試験免除の効力が失われます。

仮免許の有効期限は6ヶ月のため、こちらも期限管理は必須です。

Q. 勉強期間は何日くらい確保すれば安心?

A. 本免は卒業後1週間程度(計15〜20時間)が目安です。

試験の種類 推奨勉強期間 推奨総学習時間
仮免 集中して3〜5日 約10時間
本免 卒業後1週間程度 約15〜20時間

期間よりも「模擬テストで3回連続95点以上を取る」という仕上がりを目安にするほうが確実です。

Q. 学科試験の問題は毎回ランダムに変わる?

A. 複数のパターンの問題がランダムに出題されます。

隣の席の人と問題が違うのは当たり前。

ただし過去に出た問題が使い回される傾向があるため、過去問の反復練習は非常に効果的です。

Q. 効果測定と本番の学科試験はどれくらいレベルが違う?

A. レベルはほぼ同等か、本番のほうがやや素直な問題が多い傾向があります。

教習所の効果測定は、教習生をしっかり勉強させるために超ひっかけ問題を意図的に混ぜていることがあります。

本番は基礎をしっかり理解していれば解ける問題が大半ですが、独特の緊張感があるため体感難易度は上がります。

Q. 本免のイラスト問題だけ集中的に練習できる方法はある?

A. あります。以下の3つの方法が効率的です。

  • 専用アプリ:「免許学科試験」系のアプリにはイラスト問題モードが搭載されている
  • 学科教本の巻末:多くの教本にイラスト問題のパターンが掲載されている
  • YouTube:「危険予測 イラスト問題」で検索すると視点移動のコツを解説した動画が多数ある

3つを組み合わせて使うと、より短期間で感覚をつかめます。

Q. 教習所を卒業してから本免の学科試験までに期限はある?

A. 卒業検定合格から1年以内に本免学科に合格する必要があります。

この1年を過ぎると「技能試験免除」の効力がなくなり、免許センターで技能試験を一から受け直す必要があります。

卒業後は速やかに受験予約を入れることを強くおすすめします。

Q. 合宿免許だと本免対策の時間が足りなくならない?

A. スケジュール管理次第ですが、対策の時間は意識的に確保する必要があります。

合宿中は技能教習が詰まっており、学科の自習時間が削られがちなのが実態。

合宿校の空き時間に学科PC(ムサシなどの練習システム)を使い、コツコツと演習を積み上げることが現実的な対策です。

卒業後は地元に帰ってから知識が抜け落ちないうちに、できるだけ早く受験予約を入れましょう。

【まとめ】仮免に受かったあなたなら本免も絶対いける!あとは正しい対策をするだけ

  • 体感難易度は仮免のほうが高めで、本免は正しい対策で突破できる
  • 本免は問題数95問・50分・全範囲が対象だが、仮免の知識が約7割をカバーしている
  • 効果測定で3回連続95点以上を取れるまで仕上げれば本免一発合格は十分狙える
  • イラスト問題は「最悪のケースを想定する」思考パターンで正答率が上がる
  • 卒業証明書の有効期限(1年)と仮免許の有効期限(6ヶ月)の管理を忘れずに
最後に管理人のひとこと
著者のアイコン
私が免許を取ったとき、仮免と本免どっちが難しいかって正直全然わかってなかったんですよね。仮免に受かったときは「やっと終わった!」ってほっとしたんですけど、次の日には「いや待って、本免ってもっとえぐいんじゃ……」ってなって、また不安がぶり返してきて(笑)。でも蓋を開けてみたら、仮免で身についた知識がそのまま本免でも通用しました。なんだかんだ仮免を突破できた時点で、もう基礎はできてるんですよ。あとはイラスト問題の感覚を養って、効果測定で95点以上を安定して出せるようになれば、本免は難しくない。仮免と本免どっちが難しいか迷っているなら、「仮免を乗り越えた自分を信じてください」と伝えたいです。

仮免の記事一覧はこちら

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